散歩中に見つけました、<ツタ>が絡まるお家です。ブドウ科ツタ属のつる性の落葉性木本として、この時期の「ナツヅタ」は、青々と葉が茂っているはずですが、これはよくないと思い、根元で切断されたのでしょうか、外壁に痕跡だけが残っていました。
流行歌の『学生時代』(1964年・ペギー葉山)ではありませんが、やはり、ツタの絡まるのはチャペルであり、瀟洒な洋館であり、出来ればレンガの外壁の重厚な建物というのがお似合いだと思います。
木造住宅の外壁にというのは、木質の外壁を損なう迷惑な植物であるため、人が住む〈ツタの絡まる和風住宅〉は、手入れや後始末を考えますと避けた方が賢明でしょう。
ここまで痕跡の残る<ツタ>の状態では、住人さんも途中で気が付くはずですが、なんとも不可思議な枯れた<ツタ>の痕跡でした。