16日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました前日までの3営業日で1200ドルあまり上昇した後で、主力株の一部に持ち高調整の売りが先行しています。半面、米経済の先行きを巡る過度な不安が後退したことは引き続き支えで、ダウ平均株価は小幅な上昇に転じています。
16日朝発表の
7月の米住宅着工件数は前月比(6.8%減)の123万8000戸(季節調整済み、年率換算)と、2020年5月以来の低水準となりました。市場予想(134万戸)を下回っています。先行指標となる住宅着工許可件数も同(4.0%減)と、市場予想(1.8%減)を下回っています。高金利が続く中で、住宅市場の回復が遅れていることは投資家心理の重荷となっています。
ダウ平均株価は、前日比96ドル70セント(0.24%)高の4万0659ドル76セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比37.22ポイント(0.21%)高の1万7631.72でした。
S&P500種株価指数は、前日比11.03ポイント (0.20%)高の5554.25でした。