3日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに反発し、3連休前の前週末と比べて75銭円高・ドル安の「1ドル=145円40〜50銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=145円16銭」、安値は「1ドル=146円28銭」でした。
3日の米株式市場でダウ工業株30種平均が626ドルあまり下落し、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は(3,26%)下げて終えています。投資家のリスク回避姿勢が強まり、対主要通貨で円が買われました。
3日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表しました8月の米製造業景況感指数が市場予想を下回りました。米長期金利が低下(債券価格は上昇)したのも、円の買いを誘っています。
前週は米長期金利の上昇もあって週間で1円80銭の円安・ドル高となっていました。今週は6日の8月の米雇用統計など労働市場に関連した指標の発表が控えています。金融政策を左右する雇用情勢を見極めたい参加者が多く、持ち高調整目的の円買い・ドル売りもみられました。