ダウ平均株価（９月２３日）終値４万２１２４ドル６５セント

２３日の米株式市場でダウ工業株３０種平均株価は３営業日続伸して始まりました。

米経済がソフトランディング（軟着陸）できるとの見方が相場を支えています。ただ、ダウ平均株価は前週末にかけて連日で最高値を更新して「４万２０６２ドル３６セント」を付けており、主力株の一角への利益確定売りは相場の上値を抑えています。

２３日はアトランタ連銀の＜ボスティック総裁＞やミネアポリス連銀の＜カシュカリ総裁＞など米連邦準備理事会（ＦＲＢ）高官が講演やエッセーで、雇用情勢に配慮する姿勢とともに米景気後退は回避できるとの見解を示しました。（ＦＲＢ）が追加利下げに前向きで米景気を下支えするとの楽観が買い安心感につながっています。

もっとも、ダウ平均の上値は重く、下げる場面もありました。前週にかけて２週連続で上げ、１７００ドルあまり上昇しています。多くの機関投資家が運用指標とするS＆P５００種株価指数も前週に約２カ月ぶりに最高値を更新し「５７１３．６４」を付け、過熱感や高値警戒感が意識されやすい背景となっています。

ダウ平均株価は、前週末比６１ドル２９セント（０．１５％）高の４万２１２４ドル６５セントで終え、前週末に付けました過去最高値を更新しています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前週末比２５．９５ポイント（０．１４％）高の１万７９７４．２７でした。
Ｓ＆Ｐ５００種株価指数は、前週末比１６．０２ポイント（０．２８％）高の５７１８．５７で、前週末に付けました最高値を更新しています。