9日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前終値は前日比241円16銭(0.62%)高の3万9178円70銭でした。
8日はこのところ上昇していた米原油先物相場が下落でした。原油の値上がりが米国のインフレ圧力を強めるとの懸念がいったん和らぎ、米連邦準備理事会(FRB)による追加の利下げによって米経済は軟着陸に向かうとの期待も投資家心理を支えています。
政府は9日午前の臨時閣議で、衆議院を解散することを決めました。これにより、政権の安定感や政治変革への期待を背景にした『選挙は買い』のアノマリー(経験則)が今回は通じにくい状況で、政治資金の問題を受けて、自民党が衆院選でどの程度議席を減らすか見極めが必要のようです。
終値は続伸して、前日比340円42銭(0.87%)高の3万9277円96銭で終えています。