「1ドル=153円66銭」
Oct
27
28日午前の東京外国為替市場で、円相場が下げ幅を広げています。10時時点は「1ドル=153円48〜49銭」と前週末17時時点と比べて1円54銭の円安・ドル高でした。10時すぎには一時「1ドル=153円70銭」近辺と7月末以来およそ3カ月ぶりの安値をつけています。12時時点は「1ドル=153円61〜62銭」でした。
衆院選の結果を受けて下落して始まった日経平均株価が一時700円あまり上昇するなど日本株が底堅く推移し、「低リスク通貨」とされる円には売りが増えました。
10時前の中値決済に向けて、ややドル需要が強くなり、輸入企業など国内実需筋の円売り・ドル買い観測も相場の重荷となりました。27日投開票の衆院選では与党が過半数割れとなり、政権が拡張的な財政政策に傾くとの思惑から、さらなる円安を見越して円売り・ドル買いが出ているようです。