6日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は大幅に続伸して始まりました。
5日投開票の米大統領選で共和党候補の<トランプ前大統領>の当選が確実となりました。<トランプ>の掲げる減税や規制緩和などが米景気を押し上げるとの観測から、幅広い銘柄に買いが広がっています。
連邦議会選では共和党が上院の過半数確保をほぼ確実にしています。市場では、<トランプ>政権が法人税率の引き下げやエネルギー・金融業界の規制緩和を進めれば、株価の支援材料となる可能性があると指摘されています。ダウ平均の構成銘柄では、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースの上昇が目立っています。
大統領選の世論調査では、<トランプ>と<ハリス副大統領>の支持率が拮抗し、結果判明に時間がかかるとの見方がありましたが、投資家が次期政権を展望できるようになったことへの安堵感が広がり、株買いに勢いが付いています。