日経平均株価(11月12日)終値3万9376円09銭
Nov
11
12日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比214円81銭(0.54%)高の3万9748円13銭でした。
前日の米ダウ工業株30種平均株価が連日で最高値を更新するなど米株の上昇が続くなか、運用リスクを取りやすくなった海外投資家などの買いが日本株にも入りました。
米国の<トランプ>次期政権が打ち出す減税や規制緩和が米景気を押し上げるとの期待が米株を押し上げているようです。大統領選と同時に実施されました米連邦議会選挙では共和党が上院で多数派となりました。共和党が下院でも過半数を獲得できれば、「トリプルレッド」で新政権が経済政策を進めやすくなると期待されています。米国で求人サイトを展開するリクルートは前日に発表しました通期純利益予想の上方修正も好感されて大幅に上昇しています。
外国為替市場では円相場が「1ドル=153円台後半」と、国内主要輸出企業の想定レートよりも円安・ドル高で推移するなか、きょうはトヨタやスズキをはじめ自動車株に買いが入りました。直近急落していた日産自動車も上昇しています。
半面、アドテスト、東エレク、レーザーテク、ディスコなど半導体関連は軒並み売りに押されています。米商務省が台湾積体電路製造(TSMC)に対して、中国の顧客への先端半導体の出荷を止めるよう命じたと報道されたのを受け、前日の米市場で半導体関連銘柄に売りが広がっていました。主要な半導体関連株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は大幅に下落しており、東京市場での半導体関連の売りにつながっています。
後場に入り、上値の重さを意識した海外勢の手じまい売りが株価指数先物に出ているようです。
終値は、前日比157円23銭(0.40%)安の3万9376円09銭で終えています。
終値は、前日比157円23銭(0.40%)安の3万9376円09銭で終えています。