20日の東京外国為替市場で、円相場は4営業日ぶりに反落でした。17時時点では前日の同時点に比べ1円16銭円安・ドル高の「1ドル=155円69〜70銭」でした。
米連邦準備理事会(FRB)による利下げペースが緩やかなものになるとの観測などを背景に、米長期金利が高止まりしています。日米金利差の開いた状態が続くとの見方から円を売ってドルを買う動きが優勢でした。
国内輸入企業による円売り・ドル買い観測も相場の重荷でした。20日は事業会社の決済が集中しやすい「5・10日」にあたり、10時前の中値決済に向けては「ドル不足」との声が聞かれました。円相場は17時すぎに一時「1ドル=155円75銭近辺まで下落でした。日本時間20日の取引で米長期金利が(4.42%台)まで上昇したのにつれ、円売り・ドル買いが増えています。