「1ドル=155円94銭~155円95銭」(1月22日)
Jan
22
22日の東京外国為替市場で、円相場は反落でした。17時時点では前日の同時点に比べ41銭の円安・ドル高の「1ドル=156円08〜10銭」で推移しています。
<トランプ米大統領>の関税強化への警戒感から日本時間22日夕の取引で米長期金利が上昇し、円売り・ドル買いが優勢となりました。日本の株式相場の上昇も円売りを促しましたが、日銀の早期利上げ観測は相場の支えとなっています。
<トランプ米大統領>は、中国の輸入品に2月1日から10%の追加関税を課すことを協議していると明らかにしたと主要メディアが伝えています。欧州連合(EU)との貿易不均衡の是非についても言及したと報じられました。
20日の就任初日は関税の即時発動を見送ったとあって市場の警戒はいったん和らいでいましたが、改めて関税強化による米インフレ再燃が意識され、ドル買いが入っています。
ただ日銀の利上げ観測が強まっていることは相場の支えとなりました。賃上げ機運の高まりや<トランプ>就任後の市場の動向を踏まえ、日銀が23〜24日に開く金融政策決定会合で追加利上げを決めるとの観測が強まっており、円の下落場面では円買い・ドル売りも入っています。