レトルトカレー(24)@金谷ホテル【百年ライスカレー】
May
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ホテルの石蔵から100年前のカレーのレシピが発見され、オリジナルにこだわりながらも現代の味覚に合うよう、初代総料理長中西健一氏が試行錯誤の上、完成させたのがこの【百年ライスカレー】です。
多くのレトルトパックの箱の厚みは25ミリ程ですが、これは35ミリと厚みがあり、カレーソースとカレーの具であるビーフが別々にパックされていました。
ホテルのレストランで食べれば、2000円を軽く超えてしまうライスカレーですが、レトルトといえども(840円)という高級品です。
スパイシーなソースではなく、ソテード・オニオンをベースにリンゴやチャツネ・ココナッツミルク等の味わいでまろやかな仕上がりで、奥深い味わいを感じさせてくれます。
ホテルの方針として、<ルー>ではなく<ソース>と呼んでいますが、チキンや鴨・ポーク等の肉類、魚介類、季節の野菜の素揚げ等に掛けて食べる為の<ソース>として考えられているからです。
カレーの具は一緒に煮込むのではなく、具は具として別調理して出すという、ひと手間かけたホテルならではのカレーだと感じ入りました。