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『わたしはロランス』 (2012年)・『トム・アット・ザ・ファーム』(2013年)などで世界の映画界から熱視線を浴びるカナダの俊英<グザビエ・ドラン>の監督第5作『Mommy マミー』が、2015年4月25日より全国で公開されます。
2014年・第64回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、大御所<ジャン=リュック・ゴダール>の『さらば、愛の言葉よ』と並んで審査員特別賞を受賞した作品です。
15歳の息子「スティーヴ」(アントワン=オリビエ・ビロン)を育てる、気の強いシングルマザーの「ダイアン」(アンヌ・ドルバル)。「スティーブ」はADHD(多動性障害)のため情緒も不安定で、普段は知的で純朴だが、一度スイッチが入ると攻撃的な性格になってしまいます。そんな息子との生活に右往左往していた「ダイアン」でしたが、隣家に住む引きこもりがちな女性教師「カイラ」(スザンヌ・クレマン)と親しくなったことから、少しずつ日々に変化が現れます。
精神的ストレスから吃音に苦しみ休職中だった「カイラ」も、「スティーブ」の家庭教師を買って出ることで快方に向かっていきますが。
ディズニーのクラシック・アニメーションの名作としても知られる『シンデレラ』(1950年)を、ディズニーが新たに実写映画化した『シンデレラ』が、2015年4月25日より全国で公開されます。
母を病気で、父を事故で失った「エラ」は、父の後妻である継母とその連れ子の「ドリゼラ」と「アナスタシア」に「灰まみれのエラ」を意味する「シンデレラ」と呼ばれ、召使いのように扱われていました。
ある日、耐えきれずに家を飛び出した「エラ」は、森の中で城で働いているという青年「キット」と出会い、心を通わせます。王子である身分を隠していた「キット」は、城に帰ると父である国王から政略結婚を勧められますが、森で出会った「エラ」が忘れられず、彼女を探し出すため国中の未婚女性を招いた舞踏会を計画します。
イギリス出身の新星<リリー・ジェームズ>が「シンデレラ」に扮し、、「キット王子」役に<リチャード・マッデン>、意地悪な継母をオスカー女優の<ケイト・ブランシェット>、継母の連れ子の二人「アナスタシア」役に<ホリデイ・グレインジャー>、「ドリゼラ」役に<ソフィー・マクシェラ>らが演じています。俳優としても活躍し、『ハムレット』・『恋の骨折り損』・『魔笛』などを手がけてきた<ケネス・ブラナー>が監督を務めています。
福島第一原発の事故による全町避難で無人地帯となった福島県富岡町で、取り残された生き物たちと一緒に暮らす男性をとらえたドキュメンタリー『ナオトひとりっきりAlone in Fukushima』が、2015年4月18日より全国で公開されます。
事故発生時、原発から12キロに位置する富岡町で年老いた両親と暮らしていた55歳の<松村直登>さんは、原発に翻弄される暮らしに疑問を感じ、たったひとりで町に残ることを決意します。
電気も水道もない町で孤独な毎日を送りはじめた彼は、やがて町に置き去りにされた犬や猫、牛、ダチョウといった動物たちの中に自分の居場所を見出していきます。
放射能汚染された町の中でのびのびと生きる<松村直登>さんと動物たちの姿を通し、本当の幸せとは何かを問いかける作品です。監督は、『ハリヨの夏』 ・ 『孤独なツバメたち デカセギの子どもに生まれて』の<中村真夕>が務めています。
2014年・第30回サンダンス映画祭のグランプリ&観客賞受賞を皮切りに世界各国の映画祭で注目を集め、第87回アカデミー賞では助演男優賞ほか計3部門を受賞した2014年アメリカ製作の『原題:Whiplash』が、邦題『セッション』として2015年4月17日より全国で公開されます。
世界的ジャズドラマーを目指して名門音楽学校に入学した「ニーマン」は、伝説の教師と言われる「フレッチャー」の指導を受けることになりますが、常に完璧を求める「フレッチャー」は容赦ない罵声を浴びせ、レッスンは次第に狂気に満ちていきます。『スパイダーマン』シリーズなどで知られるベテラン俳優の<J・K・シモンズ>が「フレッチャー」を怪演し、アカデミー賞ほか数々の映画賞で助演男優賞を受賞しています。
監督は、これまでに『グランドピアノ 狙われた黒鍵』や『ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛』などの脚本を担当し、弱冠28歳で長編監督2作目となる本作を手がけた<デイミアン・チャゼル>が務めています。
『ぼくたちのムッシュ・ラザール』でアカデミー外国語映画賞にノミネートされた<フィリップ・ファラルドー>監督作品『グッド・ライ~一番優しい嘘~』が、2015年4月17日より全国で公開されます。
1983年アフリカ大陸のスーダンで内戦が始まり、両親や家を奪われた10万人以上の子どもたちが残されます。10数年後、「ロストボーイズ」と呼ばれた彼らを全米各地へ移住させるという実際におこなわれた計画を元にしたヒューマンストーリーです。
スーダンから到着した難民「マメール」と2人の仲間を空港まで迎えに行くカンザスシティーの職業紹介所で働く「キャリー」の任務は、彼らの就職の斡旋でした。電話を見るのも初めて、マクドナルドもピザも知らない彼らに最初はイラつく「キャリー」でしたが、彼らの成長を見守る中、次第に友情が芽生え、彼女の生き方さえも変わっていきます。
主演の「キャリー」に『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』(2005年・監督:ジェームズ・マンゴールド)で、アカデミー主演女優賞を受賞した<リース・ウィザースプーン>が演じています。
『殺人の追憶』(2003年)・『グエムル 漢江の怪物』(2006年)の<ポン・ジュノ>が製作を務め、『殺人の追憶』」の脚本を担当した<シム・ソンボ>が監督デビューを果たしたサスペンス『海にかかる霧』が、2015年4月17日より全国で公開されます。
2001年に韓国で実際に起こった「テチャン号事件」を題材にした舞台劇『海霧(ヘム)』を映画化しています。
不況にあえぐ漁村の漁船チョンジン号の船長「チョルジュ」は、中国人の密航者を乗船させるという違法な仕事に手を出してしまいます。沖合で密航船と合流し、密航者たちを乗り換えさせて陸まで運ぶという簡単な仕事のはずでしたが、海上警察の捜査や悪天候に阻まれ、思いもよらない事態へと発展していきます。
男性アイドルユニット「JYJ」の<ユチョン>が映画本格初出演し、『チェイサー』(2008年・監督: ナ・ホンジン)・『哀しき獣』(2010年・監督: ナ・ホンジン)の実力派<キム・ユンソク>と共演しています。
人気カーアクション「ワイルド・スピード」シリーズ(2001年~)の第7作の『ワイルド スピード SKY MISSION」が、2015年4月17日より全国で公開されます。
「オーウェン・ショウ」(ルーク・エバンス)率いる国際犯罪組織を倒し平穏な毎日を送っていた「ドミニク」たちの前に、「オーウェン」の兄「デッカード・ショウ」が弟の仇を討つべく現われます。元特殊部隊の暗殺者で一国の軍隊に匹敵するほどの力を誇る「デッカード」は、東京にいる「ドミニク」たちの仲間を襲撃。大切な仲間を奪われた「ドミニク」たちは、圧倒的な強さを誇る「デッカード」に決死の戦いを挑みます。
「ドミニク」役の<ビン・ディーゼル>や本作の撮影期間中に交通事故により急逝した<ポール・ウォーカー>らおなじみのキャストに加え、人気アクションスターの<ジェイソン・ステイサム>がシリーズ最強の敵「デッカード・ショウ」役で登場。
『ソウ』シリーズの<ジェームズ・ワン>が監督を務め、空中からのダイブや超高級車を使用したジャンプなど、ド派手なカーアクションが楽しめます。
<ウッディ・アレン>監督が1920年代の南仏リゾート地を舞台に描くロマンティックコメディ『マジック・イン・ムーンライト』が、2,015年4月11日より全国で公開されます。
出演は、『英国王のスピーチ』(2010年)の<コリン・ファース>、『アメイジング・スパイダーマン』の<エマ・ストーン>です。
英国人マジシャンの「スタンリー」(コリン・ファース)はニヒリストで毒舌家ですが、天才的なマジックの腕前で人気を博していました。ある時、幼なじみの「ハワード」(サイモン・マクバーニー)から、ある大富豪が入れあげている米国人占い師の真偽を見抜いてほしいと依頼されます。
魔法や超能力など存在しないと信じる「スタンリー」は、ペテンを見抜いてやろうと自信満々で噂の占い師「ソフィ」(エマ・ストーン)のもとへ乗り込みます。しかし、彼女の透視能力を目の当たりにして価値観を揺さぶられ、さらには容姿も性格も完璧な彼女にほれ込んでしまいます。
夏の佐渡島を舞台に、ソフトテニスを通じて2人の少女と周囲の人々に起こる変化を描いた日本で生まれ育ったソフトテニスの誕生130周年を記念して製作されました『案山子とラケット 亜季と珠子の夏休み』が、2015年4月4日より公開されます。
東京から日本海に浮かぶ島へと転校してきた中学3年生の「亜季」と、島で生まれ育った「珠子」でした。前の中学校で所属していたソフトテニス部で心に傷を負った「亜季」は、離れて暮らしていた父「雅也」のもとにやってきたのですが、そんな事情を知らない「珠子」は、「亜季」にソフトテニスを教えてほしいとねだります。
その熱意に押されて再びラケットを握る決意をした「亜季」でしたが、村にはテニスコートがありません。2人は廃校の校庭にコートを作ろうと奔走します。
主演は「おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!」のメンバーとしても活躍し、女優として『だいじょうぶ3組』などに出演してきた<平祐奈>が「亜季」を演じ、『Seventeen』専属モデルで『悪夢ちゃん』などに出演してきた、大友花恋。が「珠子」を演じ、監督は<井上春生>が務めています。
震災で両親を失った幼い姉弟の思いを描き、子どもたちが審査員を務める第64回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門でスペシャルメンションを受けた『人の望みの喜びよ』が、2015年3月28日より全国で公開されます。
監督・脚本は、これが初の長編作品となる<杉田真一>が務めています。
震災で両親を失った12歳の「須藤春奈」(大森絢音)と5歳の「翔太」(大石稜久)ですが、親戚の家に引き取られた幼い姉弟は、気持ちを整理するきっかけもない状態で、新しい環境での生活だけが動き始めます。
両親が亡くなった事実を知らずに、日に日に両親への思いを募らせる「翔太」。そんな弟への秘密と助けることができなかった両親への罪悪感を抱え続ける「春奈」。「翔太」のまっすぐな思いが、「春奈」の心を少しずつ動かしていくのでした。
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