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若年性アルツハイマーの女性「アリス」が記憶を失っていく日々をつづった全米ベストセラー小説『静かなるアリス』(2009年9月・著者: リサジェノヴァ)を映画化した『アリスのままで』が、2015年6月27日より全国で公開されます。
「アリス」役を演じた<ジュリアン・ムーア>が第87回アカデミー賞で主演女優賞を受賞しています。
ニューヨーク、コロンビア大学で教鞭をとる50歳の言語学者「アリス」は、講義中に言葉が思い出せなくなったり、ジョギング中に自宅までの道がわからなくなるといった事態が続きます。やがて若年性アルツハイマー症と診断され、家族の介護もむなしく、「アリス」の記憶や知識は日々薄れていきます。
そんなある日、「アリス」は記憶が薄れる前に自らパソコンに残したビデオメッセージを発見し、自分が自分でいられるために、画面の中の自分が語ることを実行しようとします。
「アリス」の夫を<アレック・ボールドウィン>、2人の娘を<ケイト・ボスワース>、<クリステン・スチュワート>が演じています。監督は、本人自身もALS(筋委縮性側索硬化症)という難病を抱える<リチャード・グラッツァー>が務めています。
関西では、一家に一台はあると言われる「たこ焼き器」のひと場面に目が留まりました。
「アールツーエンターテインメント」の配給元として、6月27日(土)から「シアターセブン」や「立誠シネマ」(7月11日(土)~)などで公開される映画、『たこ焼きの詩』の宣伝ポスターで、神戸では 「元町映画館」 で7月25日(土)からの上映になります。
監督の<近兼拓史>は神戸生まれでレーサー、ジャーナリスト、タレント等多方面に活躍しており、『80時間世界一周 格安航空乗りまくり悶絶ルポ』(2012年2月)などの著作もあり、本作品が長篇劇場映画初作品です。
粉もんの神戸・大阪をロケ地として、多くの関西を代表するタレントが参加、お母さん役は舞台を中心に活躍する<とみずみほ>、ヒロインは中学3年生の<古和咲紀>で、NHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』や『ウェルカム』などに出演していました。
監督自らが「ジェネリック家電推進委員会委員長」と言うこともあるのか、映画の中でも「ジェネリック家電」が大活躍しています。
荒廃した近未来を舞台に妻子を殺された男「マックス」の復讐劇を描いた『マッドマックス』(1979年)のシリーズ第4作『マッドマックス・怒りのデス・ロード』が、2015年6月20日より全国で公開されます。
1985年の『マッドマックス サンダードーム』以来30年ぶりの新作となり、監督・脚本は過去3作同様に<ジョージ・ミラー>が務め、過去3作で<メル・ギブソン>が扮した主人公「マックス」を、新たに『ダークナイト ライジング』(2012年・監督: クリストファー・ノーラン)・第83回アカデミー賞では作品賞、脚本賞、撮影賞、視覚効果賞、美術賞、作曲賞、音響編集賞、録音賞の8部門にノミネートされ、撮影賞、視覚効果賞、音響編集賞、録音賞を受賞した『インセプション』(2010年・監督: クリストファー・ノーラン)の<トム・ハーディ>が演じています。
資源が枯渇し、法も秩序も崩壊した世界。愛する者を奪われ、荒野をさまよう「マックス」は、砂漠を支配する凶悪な「イモータン・ジョー」の軍団に捕らえられます。そこへ「ジョー」配下の女戦士「フュリオサ」(シャーリーズ・セロン)らが現れ、「マックス」は「ジョー」への反乱を計画する彼らと力をあわせ、自由への逃走を開始します。
『パビリオン山椒魚』(2006年)・『乱暴と待機』(2010年)の<冨永昌敬>監督が、盗撮事件で地元を追われた元教師が東京から女を連れて地元に帰ってきたことから巻き起こる人間模様を、全編水戸ロケを敢行し描いた作品『ローリング』が、2015年6月13日より全国で公開されます。
茨城県水戸のおしぼり業者で働く「貫一」(三浦貴大)は、盗撮事件を起こし行方をくらましていた元高校教師の「権藤」(川陽大)と再会します。かつての教え子たちにつかまり糾弾され面目を失う「権藤」。さらに、「権藤」が東京から連れて来ていたキャバクラ嬢の「みはり」(柳英里紗)に「貫一」が一目ぼれし、「貫一」は「権藤」から彼女を奪ってしまいます。
一方かつて「権藤」の盗撮した動画に録画されたある人物に目を付けた「貫一」の悪友たちによって、芸能事務所を巻き込んだ思わぬ騒動が巻き起こります。
『そして父になる』・『誰も知らない』などで国際的にも高い評価を受ける<是枝裕和>監督が、第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞やマンガ大賞2013を受賞した<吉田秋生>の人気コミック『海街diary』(『月刊フラワーズ』小学館・2006年8月号~)を実写映画化した『海街diary』が、2015年6月13日から全国で公開されます。
湘南を舞台に、異母妹を迎えて4人となった姉妹の共同生活を通し、家族の絆を描きます。鎌倉に暮らす長女「幸」、次女「佳乃」、三女「千佳」の香田家3姉妹のもとに、15年前に家を出ていった父の訃報が届きます。葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女「浅野すず」と対面。父が亡くなり身寄りのいなくなってしまった「すず」ですが、葬儀の場でも毅然と立ち振る舞い、そんな彼女の姿を見た「幸」は、「すず」に鎌倉で一緒に暮らそうと提案します。その申し出を受けた「すず」は、香田家の四女として、鎌倉で新たな生活を始めます。
主人公の姉妹を演じるのは、「幸」<綾瀬はるか>、「佳乃」<長澤まさみ>、「千佳」<夏帆>、「すず」<広瀬すず>。第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、第39回日本アカデミー賞では最優秀作品賞や最優秀監督賞など4部門を受賞した作品です。
漫画家<手塚治虫>が死の直前までつづっていた病床日記に着想を得たオリジナル作品で、人気ロックバンド「RADWIMPS」の<野田洋次郎>が映画初出演で初主演を務めた『トイレのピエタ』が、2015年6月6日より全国で公開されます。
余命3カ月を宣告された青年が、偶然知り合った少女との交流を通して、生きる喜びや輝きを見出していく姿を描いていきます。
美大を卒業したものの画家への夢に破れ、窓ふきのアルバイトをしながらフリーターとして生活していた青年「園田宏」は、ある夏の日、突然倒れて病院に運ばれます。精密検査を受け、その結果を家族と聞かなくてはならない「宏」でしたが、郷里の両親に連絡する気になれず、偶然知り合った女子高生の「真衣」に妹役を演じてもらい、検査結果を聞くことにします。
そこで余命3カ月を宣告された「宏」は、死への漠然とした恐怖におびえながら入院生活を送ることになります。
「園田宏」に<野田洋次郎>、「真衣」に<杉咲花>、宏の父に<岩松了>、母に<大竹しのぶ>、<リリー・フランキー>、<市川紗椰>、<古舘寛治>、<MEGUMI>が共演しています。
ドキュメンタリー映画『ピュ~ぴる』(2009年)で高い評価を受けた<松永大司>の初の長編劇映画監督作品です。
三重苦で生まれた女性と彼女を教育したシスターを描いた、実話をもとにした『奇跡のひと マリーとマルグリット』が、2015年6月6日より公開されます。
19世紀末のフランス。聴覚障害の少女たちが暮らす修道院にやってきた少女「マリー」は、生まれつき目も耳も不自由で、一切教育を受けずに育った彼女は野生児のように獰猛で誰にも心を開こうとしませんでした。
不治の病を抱えた修道女「マルグリット」は、残された人生をかけて「マリー」の教育を担当します。「マルグリット」の献身的な教育の末、「マリー」は本来の人間性を取り戻し、言葉を知る日がやってきます。
しかし、余命わずかな「マルグリット」と「マリー」の別れの時間は目前に迫っていました。
監督は『ベティの小さな秘密』の<ジャン=ピエール・アメリス>。「マルグリット」に『狐と私の12カ月』の<イザベル・カレ>、「マリー」に今作がデビューとなる<アリアーナ・リボアール>が扮しています。
2012年に公開されました『種まく旅人 みのりの茶』に続く、農業や漁業といった第1次産業に従事する人々をテーマに描いた『種まく旅人』シリーズの第2弾『種まく旅人 くにうみの郷』が、2015年5月30日より全国で公開されます。
アメリカ帰りの農林水産省官僚「神野恵子」は、地域調査官として淡路島を訪れますが、現地の人々はそんな「恵子」をどこか胡散臭く見つめ、戸惑いをもって迎えていました。やがて「恵子」は、玉ねぎ作りにいそしむ農業従事者の「豊島岳志」と、その弟で海苔と共に生きる漁業者の「豊島渉」に出会います。2人は父親の死がきっかけで何年も仲違いしていました。
主人公の「神野恵子」役は、『GSワンダーランド』(2008年)以来7年ぶりの映画主演となる<栗山千明>。豊島兄弟を演じる<桐谷健太>、<三浦貴大>が共演、<江良至>と、 山室有紀子>が脚本を担当、監督は<篠原哲雄>が務めています。
『萌の朱雀』(1997年)で史上最年少でカンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞、『殯の森』(2007年)ではカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した<河瀨直美>監督が、2014年に旭日小綬章を受章した名女優<樹木希林>を主演に迎え、<ドリアン助川>の同名小説『あん』(2013年2月6日・ポプラ社刊)を映画化した『あん』が、2015年5月30日より全国で公開されます。
あることがキッカケで刑務所暮しを経験し、どら焼き屋の雇われ店長として日々を過ごしていた「千太郎」。ある日、店で働くことを懇願する老女の「徳江」が現れ、彼女が作る粒あんの美味しさが評判を呼んで店は繁盛していきます。
しかし、「徳江」がかつてハンセン病を患っていたという噂が流れたことで客足が遠のいてしまい、「千太郎」は「徳江」を辞めさせなければならなくなります。おとなしく店を去った「徳江」でしたが、彼女のことが気にかかる「千太郎」は、「徳江」と心を通わせていた近所の女子中学生「ワカナ」とともに、「徳江」の足跡をたどるのでした。
「千太郎」役に<永瀬正敏>、「ワカナ」役には<樹木>の孫娘である<内田伽羅>が扮し、「ワカナ」の母に<水野美紀>、「佳子」に<市原節悦子>が演じています。
『森崎書店の日々』(2010年・監督:日向朝子)の<菊池亜希子>と、NHK連続テレビ小説『花子とアン』「2014年・上半期)で注目された俳優<中島歩>が、「できちゃった婚」することになり、結婚の準備を進めていく中で、それまで知らなかった相手のルーツを知っていくカップルを演じたラブストーリー『グッド・ストライプス』が、2015年5月30日に全国で公開されます。
若手女性監督の<岨手由貴子>(32)が、オリジナル脚本で現代的な男女の結婚事情を描いています。ともに28歳の「緑」と「真生」は、交際を始めて4年。すでにマンネリ状態になり、お互いに心の中で別れることも考えていましたが、その矢先、緑の妊娠が発覚します。
行きがかり上、結婚することになりますが、生まれも育ちもこだわりも全く違う2人は、一緒に住むことになっても揉めてばかりでした。
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