『助産師たちの夜が明ける』@<レア・フェネール>監督
Aug
11
初監督作『愛について、ある土曜日の面会室』で高く評価されたフランスの<レア・フェネール>監督が、若い助産師たちが出産に立ち会うなかで突きつけられる現実に驚きながらも成長していく姿を、ドキュメンタリーのようにリアルなタッチで描いた『助産師たちの夜が明ける』が、2024年8月16日より公開されます。
「ルイーズ」と「ソフィア」は5年間の研修を終え、念願の助産師として働き始めます。貧困、移民、死産などさまざまな事情を抱える人々が産科病棟を訪れるなか、助産師たちはオーバーワークとストレスに押し潰されそうになりながらも、新しい命に出会う喜びを通して結束を強めていきます。
俳優と助産師が共に参加するワークショップを行い、これをもとに<レア・フェネール>監督と脚本家<カトリーヌ・パイエ>が共同で脚本を執筆。撮影には6つの病院を使用し、実際の出産シーンを織り交ぜながら臨場感たっぷりに描き出しています。
出演はNetflix映画『危険な関係』の<エロイーズ・ジャンジョー>が「ルイーズ」役、「ソフィア」役に<カディジャ・クヤテ>『その手に触れるまで』の<ミリエム・アケディウ>が「ペネ」役を演じています。
2023年・第73回ベルリン国際映画祭パノラマ部門で審査員特別賞を受賞している作品です。