札幌市長、震災がれき受け入れ拒否
Apr
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記事を確認すると、こういう事だ。
上田市長は市のホームページで「現在は焼却後1kgあたり8000ベクレル以下なら埋め立て可能な基準」とする国の基準や説明について、「『この数値は果たして、安全性の確証が得られるのか』というのが、多くの市民が抱く素朴な疑問」と主張。
「放射性物質が付着しないがれきは当然受け入れる」との考えを示している。
これは当然の発言だ。
今回の基準は、放射性セシウム濃度が1kg当たり8000ベクレル以下なら最終処分場に埋め立てできるとしているが、原子力発電所から出た廃棄物の場合は1kg当たり100ベクレルを超えると「低レベル放射性廃棄物」として厳格に管理されているのだ。
つまり、100ベクレルを越えたものは、埋め立てすらできなかった現実があるにもかかわらず、その80倍は埋め立てても安全だという。
がれきは処分しなくてはいけない。
しかし、現れた結果によってコロコロ変わる基準を、誰が信用するというのだろう。
がれきを受け入れた者が善人で、がれきを拒否したものが悪人という一方的な報道に腹が立つ。
がれきを焼却する過程で、何が拡散し、何が残るのか。
その焼却灰はどのような方法で検査するのか?
(検査する人は内部被ばくの危険性もある)
埋め立てたがれきは海洋や地下水にどのような影響があるのか?
セシウムに着目しているが、セシウム以外は検出されていないのか?
今やるべきことは、隠蔽や人を騙すことではない。
平穏を装う事ではない。
事実を知れば、知恵を絞り出すことはできるはずだ。
Posted at 2012-04-04 18:36
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