Ferret続報
May
24
ギアが入らないのは、GEAR BOX内部のロット関係の不具合であることが判明し、その部分を組みなおした。
しかし、クラッチペダル(ただし、クラッチプレートがあるような普通の構造ではない)を50回踏む試験中に、再び故障。
そのため、故障原因を調査し調整する必要がある。
対象となるパーツは、オイルの中にある。
普通に考えれば、いわゆるギアオイルのはずだ。
しかし、エンジンをかけると大量のヘドロが降りてきた。
つまりそれは、エンジンオイルと共用という事らしい。
オイルの選択を誤っていなくて良かった。
しかし、前オーナーは今年に入ってからオイルを交換したという報告があったのだが、これはσ@@σ
やはり、現地エージェントはクルマに関して素人だな。
下記は、オイルに関する修理チームの報告。
--------------
結論としまして、エンジンオイル、シングルグレード#30~#50でいこうと考えます。
大きな理由として、
1 抜いたオイルがギアオイルではない。
2 トランスファーの各ギアの位置が抜いたオイルの油面より高い位置にあり、抜いたオイルによる潤滑は不可能であること。
3 BUSBERとその廻りの関連部品には、BUSBER SPRINGによる強いテンションがかかるものの、ギアボックス内で接触する部分はBUSBERの前後2点のみで、そこは、面ではなく点での接触で高い粘度での皮膜形成、接触面保護の必要が考えられないこと。
4 BUSBERは、エンジン始動時、及び走行時に、クラッチ操作をした時のみ作動するものあり、エンジン回転、トランスファー、1速ギアとは全く連動することがないので、各ギアがオイルに要求する潤滑性能を必要としないこと。
5 BUSBERの動きは、その前後2点のギアボックスハウジングとの接触点を中心に、回転方向に60度程上下するだけで、エンジンの熱が伝わらなければ接触点にグリスを塗布するだけでも潤滑に関しては問題ないと思われること。
大きな理由としては、上記の5点です。
また、オイルの選択が間違ってたとしても、様々な添加剤を含まない100%鉱物油を使用することで、予測できるトラブルを最小限に抑えることができると思います。
-------------