映画「点の記」の大きな誤り部分

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映画「点の記」の大きな誤り部分
映画剣岳「点の記」は、新田次郎先生の小説の映画化ですが、
主人公柴崎が、陸軍幹部との会話部分で、大きな誤りがあります。
念のため、小説を読み直しましたが、該当部分はありません・・・・

それは日露戦争に関する部分で、陸軍幹部は「我が国は日露戦争で大勝し・・・」と言っていますが、小説には、その部分の記述はありません、映画ではかなり高圧的に剣岳登頂を命じていますが、小説には、そのニュアンスはありません・・・・

映画のシナリオとは言え、歴史部分を歪曲するのは後世に禍根を残します。
日露戦争は、日本は大勝どころかロシアの国内事情その他でかろうじて休戦に
持ち込めたのが事実ですが、ポーツマス条約で、全権大使小村寿太郎の寝技に近い外交努力で、樺太の割譲で折り合っています。

ロシアは自国で寸土も侵略されておらず、すべて占領地での戦闘だったのです。
203高地の死屍累々の戦闘、そして有名な日本海海戦、確かに勝利したかの錯覚
を持ちそうですが、実態は決して勝利ではなかったのです。

碩学新田先生が、これを誤るはずはなく、当然その記述はありませんでした。

ポーツマスでの有利な展開は、一外交官の手腕ですが、これがロシアに、日本人
は油断出来ない!との感情を持たせたのではないかと思われます。

私見ですが・・・・
第2次大戦間際のロシアの対応、シベリア抑留、その後の4島問題と無関係では無いような気がしてなりません。

写真はWebから拝借しました(ポーツマス会議の風景)
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そうですか・・・。
これは知らないことでした。

まあ、KUMAさんのっしゃる通りでしょう・・・。
Posted at 2011-09-30 17:49

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当時のマスコミは国威を煽ることのみの状態だったようです。
これが軍部の肥大につながり、挙句が太平洋戦争に・・・・
Posted at 2011-10-02 00:56

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日露戦争は小村寿太郎が苦労してアメリカ通の日本人を動員してアメリカのルーズベルト大統領に仲介させ、何とか講和に持ち込んだのに、日本では戦勝気分で講和を不服として日比谷の焼き討ち事件まで起こしたとか、無責任なマスコミは今も昔も変わりません。

それにしても新渡戸稲造の武士道が欧米の識者に影響を与え、そのために日露戦争のための借款を可能にしたなど、当時の在野の日本人の活躍なくして日露戦争は戦えなかったはずです。

明治維新後日本が欧米の殖民地とならなかったことは先人の偉業であり、東日本大震災の復興を目指す現代の日本人も今何をすべきか大いに見習うべきだと思います。
Posted at 2011-10-01 20:57

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時代は変化していますが、どうも昨今は、気骨があり、後世に偉業と名を残せそうな政治家や官僚がいなさそうです。

新渡戸先生の「武士道」は最初は英語で書かれたのですね、驚きです。

マスコミの無責任さは目に余ります、言論の自由とは言え、同業内での牽制が効かないものでしょうか?
Posted at 2011-10-02 06:32

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江戸の敵を長崎で討たれたのですね・・・。
Posted at 2011-10-03 11:20

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