あまり、行政のことや政治のことは書かないと思いながらも、 今回は「都構想」について自分なりの経験を踏まえて書きたいと思います。 この「都構想」2回めの住民投票とのこと。 1回めは全国ニュースにもなったくらいインパクトあったねぇ。 丁度半々で僅差だったし。 でも諦めることなく、検討しているのは何かを意図しているのだろうと思います。 遡ること16年前、石川県の田舎町で似たようなことがありました。 「平成の大合併」という中で、「宇ノ気町」、「七塚町」、「高松町」という田舎町、 人口も大阪に比べたら100分の1にも満たない3町が合併をすることになりました。 どうして合併することになったのか? どこの街もそうだろうと思いますが、現役世代は大きな町へ 流れてゆき、いろんなことやモノが減ってゆく・・。 そんなこともあり、たぶん3町は比較的交流があって、 別々である必要がないとそれぞれの町長さんは県からの話も あって、そう決めたのかもしれません。 また唯一、「宇ノ気町」は大きな企業があり、 田舎町の割には食べるところや、遊ぶところもあり、 「七塚町」の友人たちも遊びに来てました。 「高松町」に友人はいませんでしたね・・・。 「宇ノ気町」で暮らしていて不自由はありませんでしたし、 自転車で町の中心へ行けばスーパーがあったし、 食べに行くところも比較的ありました。 時は流れ、自分が社会人になったときに3町は正式に合併しました。 その前後くらいに実家は引っ越しをしたんかなぁと思います。 で、何か変わったのかと合併当時は聞かれましたが、 「何にも変わらない」 というのが自分の答えでした。 「宇ノ気町」に住んでいた時と全く変わらない生活を送ってましたし、 特段地域の行事だって通常通りでした。 むしろ、合併後のほうがいいことが起きてました。 近くに大手のスーパーが誘致されて、隣町まで買い物へゆく 必要がなくなり、時間の節約となりました。 引っ越しをしても同じ街なので税金や公共料金の格差もない。 合併後のほうがいいことだらけです。 今回の「都構想」も田舎町の3町の合併とは規模も違いますが、 行政の組織を再編成することのメリットは、 3町の合併の時と同じかなぁと思います。 行政の組織を再編成する最大のメリットは 「行政の組織を再編成することで、今までできなかったことができるようになり、 新しい風を吹き込むことで、住民も活性化する。」 これかなと思います。「都構想」もそうなってほしい。 そう願いたいです。 広報紙見て、「合併から200号、合併から16年」と書いてあったので、 書きたくなりました。あっという間にですね・・。 http://www.city.kahoku.ishikawa.jp/www/04/402/003/000/index_114.html