Search Bloguru posts

詩は元気です ☆ 齋藤純二

https://en.bloguru.com/shoboter99
  • Hashtag "#詩" returned 1227 results.

freespace

⚪︎ X (旧Twitter) 齋藤純二
https://mobile.twitter.com/@shoboter123

⚪︎リンク 🔰初心者向け詩の掲示板
https://www3.rocketbbs.com/13/bbs.cgi?id=mydear

⚪︎リンクㅤネット詩誌『MY DEAR』
http://www.poem-mydear.com/

⚪︎MY DEAR 詩の仲間たちツイッター
https://mobile.twitter.com/mydear2000s

“ # ” のついたタイトルはツイッター詩(140文字以内)

それぞれの

thread
君は詩を書いているんだって
それってどこへ向かっているんだい

自分が向かう場所がさぞ大層なところのように
違和感ビンビンの男は言う
訊いてみれば会社に貢献して
自分が部長に昇進するとかいう話だ

幸せを考えた時
男の価値観はそこにあるのだから
私がとやかく言うことではない
でも、それってどこに向かっているのだろう

あなたこそ、どこへ向かっているんですか

ああ、ついつい訊いてしまった

そりゃ、行けるとこまで行くさ
上へ上へ邁進するだけだよ
もっと上からの景色を見てみたいね

はあ、そうですか
では、仕事が楽しいのですね

バカ言え
仕事が楽しい訳がない
切磋琢磨しながらの戦いだよ
君は社会の厳しさを知らないね
そんな詩なんて書いていると
どんどん下へ下へと落ちて行くぞ

はあ、そうですか
では、上は幸せなのですね

当たり前だ
最高の幸せに決まっているじゃないか
さっきから君はつまらないことばかり訊くね
そんな暇があったら勉強して
良い会社へ就職しようと思わないのかね

はあ、私もあなたと同じように
幸せへ向かうために詩を書いているんですよ

君はどうしようもない男だな
さっさと消えたまえ

すみませんがこのトイレ
掃除させてもらいませんか

ああ、そうだったな
手を抜かずに綺麗にしておけよ

了解です

#詩

People Who Wowed This Post

陶酔エラー

thread
一字のエラーに悔しさが膨張
不完全な詩はすべてを壊してしまうように

俺の器はエラーにクヨクヨする
後戻りできない時間
あれだけ読み込んだという言い訳
これからどう過ごせばいいんだ
重い重い朝はすでに頭痛がして

自己陶酔に影が潜み
この時を待っていたかのように笑う

書けている

その満足を捨て去らなければ
この爆弾はすぐ表に出てきては
爆発をしてしまう

書けていない

満足できない満足を持ち続け
これからは打ち込んで行くしかない
忘れるな達成感より懐疑

一字の痛恨のエラーに野次が飛び
ごめんなさい

頭を下げることから始め
自分という作品を仕上げるように
精進して行かなければ
#詩

People Who Wowed This Post

冬の陣

thread
交じり合わない視線は
立っている場所を教える

通り過ぎる風は破顔を見せ
冷やしてゆくこの身体
着込んでいても
外気は弱気にさせる

寒さに身震いをすれば
孤独な人間が温もりを夢みて
寂しがりやの自由は不安定
やはりこの列に並ぶ

ホームに連なる戦士たち
踠く心拍を熱に変えながら
白い息の狼煙を上げる

背を押され乗り込む電車
殺気はガラスの結露となり
舌打ちが聞こえれば
我が身はなお冷え込むが
それでも今日の戦いが始まる

#詩

People Who Wowed This Post

存在

thread
僕が存在すると
他の僕は存在できない
この優越感を楽しむ時
存在に理由なんていらなくなる
#詩

People Who Wowed This Post

人の流れ

thread
駅前の高い建物から
人の流れを眺めている

右から左に流れる人
左から右に流れる人

駅へ向かう人と
駅から出てくる人を調べたら
同じ人数になるんだろうな
二、三日調べたら誤差があまりないくらいに
プラスマイナス0に近いだろう

もしそこに誤差があるとすれば
かなり大きな事情が考えられるのでは

暫く帰ってこない旅立ち
結婚で新天地へ
それとも職場が変わった
たまたま出掛けて帰ってこれなくなったとか

プラスマイナス0にならない人
そこに希望やら夢のある数値だと想像すると
人の流れも
いいな、なんて思って眺めている

#詩

People Who Wowed This Post

知り合いに宇宙人がいて

thread
君は宇宙へ行ったことがあるかい
夢とかの話じゃなくて
それも宇宙飛行士とかじゃなくて
ある日突然、連れて行かれちゃうやつ

僕は二度あるんだよ
一度目は小学生二年生の時で
裏の空き地で野球をしていたらUFOが飛んでいて
こっちに来るな、と祈ったけど
どんどん自分たちの方へ向かって来て
そして、記憶が飛んだ
気が付けばまた野球をしていたんだ
あとで友だちにUFOが飛んでいたよね
そう言ったら
お前、ボケてんじゃないかと言い返され
少し記憶が残っていたのは僕だけだった

二度目はかなり記憶がはっきりしている
高校一年生の時
たぶん夜中の二時とか三時とかだと思う
僕がトイレに行こうとすると
戸の向こう側にUFOが来ているのは分かった
見えてないなずなのにそれがわかった
それまで僕は宇宙人と
コンタクトしていたという確信みたいなのがあって
大半は記憶が消されているけど
宇宙人でも消せない記憶が僕には残っていた
これは宇宙人の誤算であったのか
わざとそうしたのかはわからないが

またほとんど記憶が消されてしまったが
銀色の宇宙人がいて自分が手術台みたいなところに
横になっている記憶が一瞬だが残っている

そして真っ暗な世界を覚えている
真っ暗と言っても紺色に近い黒だ
どのタイミングでどこから見たのかわからないが
僕はそれが宇宙だと今でも思っているんだ
それからは一度としてUFOも宇宙人も
見ることはなくなった
僕のサンプルとして役割は終わったのか

その遭遇で僕が変わったことは
いつもビクビクと怖がりであったが
自分のどこかに開き直りというか
どうにもならない絶対があって
諦めることを教わった気がする
ビビリ屋ではなくなった

それと、自分の中にある世界は宇宙まで
広がったことは間違いなさそうだ

#詩

People Who Wowed This Post

僕は子どもとおとな

thread
昨日の雪は嘘で
今朝の日差しはリアル

僕は上手に歩るこうとして
躓きそうな段差を気にすれば
すれ違う肩が触れ睨まれる

少し時間がある
緊張とプレッシャー
コーヒーで挑みと逃避
僕を許しながら

少なくなる黒
休日の夢を回想しては
学校へ行きたくない子ども

何も変わっていない
大きくなった子どもは
爺さんになっても変わらないのだろう

誤魔化しきれない
自分と社会を笑ってしまおう
ユーモアの力を借りながら

子どもとおとなに付き合いながら
ぼちぼち歩き出そう

#詩

People Who Wowed This Post

雪の日には

thread
余分を引きずり
余計を垂らし
雪が斜めを滑る

いるもの
いらないもの
整理がつかぬまま
何処へ

嫌な自分が膨らんで
僕の想像はあなたの想像

抜けられない
複雑を飲み込んでしまい
消化されず歌っている

耳障りな声は
踏み込まれていない
雪を汚すように僕は今日も歩く

#詩

People Who Wowed This Post

なんでもない朝なのに

thread
いってらっしゃい

自動販売機から声を掛けられ
缶コーヒーを握り
いってきます、と歩き出す

冷たい風が頬を撫でると
今日の新鮮が少し気分を乗せる
身を流れに任せたゆっくりとした変化
襟を立てれば遠くの景色が見えてくる

なんでもない朝なのに
過去の時間たちがふと感じさせる

ああ、生きているんだな

辛かったこと
悲しかったこと
嬉しかったこと
幸せだっとこと

僕という袋に埋められたものたち
その少し重たくなった中身を抱えながら
いつものように駅へ向かう

ああ、生きているんだな
確かに今、生きているんだな


#詩

People Who Wowed This Post

仲間

thread
時間は過ぎてしまうばかりではない

突然、懐かしい声が聞こえる
電話口の向こうでは歳をとらないかのように
三十数年前の仲間が「同窓会をしよう」
と、その声は若く自然に私も時間を遡る

バスケットボールに汗を流していた中学時代
冴えるプレーをしていた訳ではないが
そこに青春らしきものを見たりする

仮入部で部活動に参加する
二時間程、膝に手をあて構えの姿勢
ナイシューとか声を出し
ボールなんて触らしてくれない
この知らない世界におどおどしていた
気が付けば五十人程いた仮入部員が七人に

先輩に扱かれ辞めたら楽になれる
毎日のように退部を考える
けれど「辞めます」の一言が出なかった

先輩の休憩中に
やっとシュート練習が出来るようになる
ろくに教えてくれないのに
コートへ戻る先輩にフォームが悪いと怒られる

理不尽ばかりのきつい日々なのに
よく耐えてバスケットバールをしていた
その持続には仲間なしでは語れない

なぜこんなに自分は頑張っているのだろう
肩で息をする仲間の姿を見れば
その理由などある訳でもなく
ただひとりではないという連帯感だけだった

初めて自分が追い詰められた世界
そこにはその先の様々な困難へ立ち向かう
自信を養う時間があったに違いない

何十年経とうが輝きを放つ時代
電話一本あれば時間は遡ってしまう
そんな仲間がいるという誇りは
消えることなく微笑むことができる


#詩

People Who Wowed This Post

  • If you are a bloguru member, please login.
    Login
  • If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
    Request Account
Happy
Sad
Surprise