Feb
19,
2022
「部下力」とは何だろう?(Day3)「部下力を焙り出す『5つの問い』」
会社で働くビジネスパーソンとのセッションで、しばしばテーマになるのは「上司」との関係。
私も30年以上、会社組織で働いてきた経験があるので、クライアントのお気持ち、よーく分かります。
そして、リーダーとして至らない上司が多いのも事実だとは思う反面、自分たち、つまり「部下」としてはどうなのか?
そこで今日から、少しチャレンジングなテーマで、このブログを綴って行こうと考えました。題して
「部下力」とは何だろう?
リーダーや上司など、第三者として他人を批判することは難しいことではない。
しかし、部下である自分はどうなのか?部下としての「あるべき姿」「ありたい姿」とはどういうものか?
私の苦い経験や失敗、また「あの時こうしていたら、どうだったのか?」という反省・内省も触れながら、書き進めて行きます。
なお私自身も、上司とどう付き合ったら良いのか?部下はどうあるべきか、などに関して確固たる公式や姿勢を打ち立てている訳ではありません。
このブログを書きながら、内省しつつ考察して行こうと思っています。
従って、論点がぶれたり、方向性があっちこっちに行ってしまうことを、予めてご容赦ください。
前回は、私がこれまで出会った上司を5人、ご紹介しました。それぞれはかなり!個性的。
もし今の私が、過去の自分に「上司との付き合い方」というテーマでコーチング・セッションを提供すると仮定したら、どう対応するのか?
今の私は、上司との関係に悩む当時の自分自身に、どのような問いを投げるのか?
従って今日は、「部下力」を焙り出すための「5つの問い」を検討してみます。
なお前回、ご紹介した5人の上司は以下の通りです。
1.経理課長、Nさん
2.経理部長、Vさん(フランス人)
3.経理本部長、Sさん
4.アジア太平洋地域統括経理本部長、Dさん(中国人)
5.営業部長、Tさん
【5つの問い】
1.上司は仕事において、何を大切にして、何を目指しているのか?
2.上司はあなたを、どう見ていると思うか?あなたへの期待は何か?
3.上司の得意・不得意、強み・弱みは何だと思うか?
4.上司との関係において、あなたが相談できる人は誰か?
5.上司とその上司との関係を、あなたはどう見ているか?
上記5つの問い掛けは、大きく分類すると以下の通り。
(1)上司自身に関すること(性格・特長・価値観など)
(2)上司が置かれている環境に関すること(部下や、上司の上司との関係など)
(3)あなた自身に関して(自己評価や活用できるリソースなど)
ここまで綴ってみると、いかに上司自身のことを知らずに、理解せずに付き合ってきていたのか、と気付きました。
上司・部下という会社組織内での関係性の前に、お互いに「人と人」との関係構築が大切なのでは?と感じます。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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