§ § § § § § §
4/1より2023年度がはじまった。
個人的には、野の花を探し撮っている者としてこの区切りは都合がいい。
冬場は、野の花を見つけるのが大変(開花する花・種が少ない)。
今年度は、好きな野の花を私図鑑的に纏めてみたく思う。
世人は、雑草と呼び嫌う草花でも、まじかに観ると実に瀟洒だ。
見過ごしてしまうような花を探したいが見つかるか???
花名特定、今や散策中に出会った花をAIでその場で断定できる時代だ。
しかしながらAIといえども識別できない花もある。その辺が面白い。
§ § § § § § §
《時節・_・襍華⇔草花の花(1)》
ユリワサビ(百合山葵);
雪解けの頃、山間部の湿原に見られ山菜として美味。
根茎は、あまり発達しないのでワサビの代わりにはならない。
ワサビに似た葉と花姿、根にユリのような球根ができる、
根茎は、細い。根生葉は直径3cm前後の円形で、基部は心形。
葉縁は、波状の鋸歯で長柄がある。茎葉は互生、上部は小型長卵形。
花は総状花序につき、直径約1㎝の白色4弁花、萼片4個。雄しべは6個。
別名のハナワサビとは、葉や茎はワサビのような辛味があるからに由。
葉をサラダや天ぷらとして食す、独特の風味で美味。
植物は、吾等に何かを示し而して教えてくれている!?!
昔、オオユリワサビ(var.okinosimense)種が、福岡県の沖ノ島で確認された。
そしてその種は、福岡県の沖ノ島ではいまや絶滅したと云われてきた。
所が最近、本州北部の日本海側で再発見された。自然界は不可思議である。
カタクリ(片栗);
高さ15cmほどの茎の先に、径5cmほどの紅紫色の花が開く。
葉は淡緑色で表面には紫色の斑紋があるが、中には全くないものもある。
種子にエライオソーム(種枕・しゅちん)と云う、蟻が好む物質が含まれ、
蟻によって運ばれ散布される。連鎖を構築している。
昔は片栗粉を、この花の根から作っていた事で花名が付いた由。
若葉は、味のいい山菜だが、余り知られていない。
雨の日は花を閉じてしまうし、育つ環境を選ぶ花でもある。
初夏を思わせるような暖かい日が多くなると、花を咲かせる。
野生種を庭等に移植しても花が咲くまでに7~8年かかる。
それまでは1枚の葉だけが出る。庭で咲かせるのは根気が必要。
りん茎から良質の澱粉がとれるため片栗粉の材料とされたが、
現在市販されている片栗粉はじゃが芋やとうもろこしの澱粉。
「令和伍年(皇紀2683年)4月1日、記」
4/1より2023年度がはじまった。
個人的には、野の花を探し撮っている者としてこの区切りは都合がいい。
冬場は、野の花を見つけるのが大変(開花する花・種が少ない)。
今年度は、好きな野の花を私図鑑的に纏めてみたく思う。
世人は、雑草と呼び嫌う草花でも、まじかに観ると実に瀟洒だ。
見過ごしてしまうような花を探したいが見つかるか???
花名特定、今や散策中に出会った花をAIでその場で断定できる時代だ。
しかしながらAIといえども識別できない花もある。その辺が面白い。
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《時節・_・襍華⇔草花の花(1)》
ユリワサビ(百合山葵);
雪解けの頃、山間部の湿原に見られ山菜として美味。
根茎は、あまり発達しないのでワサビの代わりにはならない。
ワサビに似た葉と花姿、根にユリのような球根ができる、
根茎は、細い。根生葉は直径3cm前後の円形で、基部は心形。
葉縁は、波状の鋸歯で長柄がある。茎葉は互生、上部は小型長卵形。
花は総状花序につき、直径約1㎝の白色4弁花、萼片4個。雄しべは6個。
別名のハナワサビとは、葉や茎はワサビのような辛味があるからに由。
葉をサラダや天ぷらとして食す、独特の風味で美味。
植物は、吾等に何かを示し而して教えてくれている!?!
昔、オオユリワサビ(var.okinosimense)種が、福岡県の沖ノ島で確認された。
そしてその種は、福岡県の沖ノ島ではいまや絶滅したと云われてきた。
所が最近、本州北部の日本海側で再発見された。自然界は不可思議である。
カタクリ(片栗);
高さ15cmほどの茎の先に、径5cmほどの紅紫色の花が開く。
葉は淡緑色で表面には紫色の斑紋があるが、中には全くないものもある。
種子にエライオソーム(種枕・しゅちん)と云う、蟻が好む物質が含まれ、
蟻によって運ばれ散布される。連鎖を構築している。
昔は片栗粉を、この花の根から作っていた事で花名が付いた由。
若葉は、味のいい山菜だが、余り知られていない。
雨の日は花を閉じてしまうし、育つ環境を選ぶ花でもある。
初夏を思わせるような暖かい日が多くなると、花を咲かせる。
野生種を庭等に移植しても花が咲くまでに7~8年かかる。
それまでは1枚の葉だけが出る。庭で咲かせるのは根気が必要。
りん茎から良質の澱粉がとれるため片栗粉の材料とされたが、
現在市販されている片栗粉はじゃが芋やとうもろこしの澱粉。
「令和伍年(皇紀2683年)4月1日、記」