《時節・_・襍華⇔草花(5)泉の森2023/4/21》
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草);
キンキポウゲ科のデルフィニウム属で、トリカブトの花とは随分様子が違う。
雑草化した セリバヒエンソウ、神奈川県では逸出帰化状態にあるとされている。
茎葉は2~3回3出複葉(2~3回羽状に深く裂ける)。
セリバヒエンソウの花は、腰を屈めてのぞき込めば、中々きれいな花である。
外来種ではあるが、葉や花が柔らかく綺麗なせいもあり在来の山野草のように思える。
セリバ名の通り似た葉が多い。ヤブニンジンやヤブジラミと混生していると判別しにくい。
繁殖力が強く駆除するには種子を付ける前、花のときに全部抜き取ってしまう事。
茎や葉柄には細毛が密生し、茎には綾があり赤味を帯びる。
花には長い柄があり外側の花弁に見えるのは萼。
萼は5枚、うち3枚が後ろに突き出て筒状の距になる。
その中に本来の花弁2枚と、花弁のようになった雄しべが2個ある。
小さいが賑やかなつくりの花。
「令和伍年(皇紀2683年)4月21日、記」