Jul
5,
2012
ノルマンディーのお菓子(タルト)。
扨々、ノルマンディ地方には、伝統あるお菓子がいろいろある。ゴール地点のルーアン、西欧のケーキ屋さんで普通に見られるお菓子だが、ルーアン発祥の伝統的なお菓子がある。”ミルリトン”がそれ。日本でも各所のケーキ屋さんで見られるようになった。パイの中にアーモンドクリームを詰めて焼いて、粉糖を振ったもの。ルーアンのミルリトンはアーモンドクリームに卵や生クリームを合わせたカスタードぽい味わい。素朴だがおいしい。
ここルーアンは、乳製品がいい。土地の半分が牧草地であるノルマンディー地方は、フランスきっての酪農地帯。イギリス生まれのジャージー種牛の先祖といわれるノルマン種の牛からは、コクのあるバターやチーズ、ミルクなどの良質の乳製品が作られている。中でもイジニー産のバターは評価が高く最高級品といわれている。また、リンゴの果実園も多くリンゴでつくる発泡酒・シードルや、リンゴのブランディー・カルウァドスも有名。リンゴを使ったお菓子も沢山ある。
騎兵の帽子「ミルリトン」と言われるミルリトンは、ノルマンディーのルーアンやピカルディーのアミアンが、発祥らしい。
だが、今のルーアンの町ではこのタルトを焼いている店がない?と記事に見えた。隣の芝生は美しい、の譬えのように地元ではモダンなタルトが並んでいるのだろう!?!
色んな意味で興味深いミルリトン。地元ルーアンで「アーモンドを使って小さく焼いた半生のお菓子をミルリトンと呼ぶ」との記事もある。ジャンヌダルクが処刑された広場として有名な町だが、Mirlitons de Rouen「ルーアンのミルリトン」は、過去のお菓子になってしまったか???
Jul
2,
2012
世界最大と謳われる自転車レース(ツールドフランス)。
3週間にも及ぶレースが6/30に開幕した。今年のスタートは、フランスのお隣・ベルギーのリエージュ。この地は、自転車レースでよく登場する場所である。
この出発点から3日間、ベルギー内でステージレースが行われた。
唯一参加している日本人の新城君、春のレースで手首を傷めたが、ほぼ回復しているようだ。 この先の活躍が楽しみ。
レースとは関係ないがスタート地、リエージュには有名なお菓子”リエージュ・ワッフル”がある。こんがりとキツネ色に焼きあがったアツアツのワッフル。弾力のある甘い生地とシャリっと歯応えのある真珠砂糖、立ちのぼる甘いバニラの香り。シンプル極まりない。この三位一体の組み合わせがなんともいえません。特に冬の寒い日、街角に漂う甘いワッフルの香り。人々はまるで花を探すミツバチのようにワッフル屋に引き寄せらる。初めていただいたのは、知り合いの家でのこと(30年以上も前)。いまどきのワッフルとは少し違っていた(伝統あるワッフルの原点を食べさせてくださったとのこと)。
ベルギーの至るところで売られているワッフルには必ず真珠砂糖が入っている。それ故、ユニークで美味しい。しかし、13世紀に生まれたとされるワッフルには真珠砂糖は入っていなかった!
ワッフルの起源は古く、古代ギリシャやエジプトまで遡る。当時は粉と水で練った粥状のものを熱い石の上で焼き食料としていた。13世紀になると鍛冶業が発達。鍛冶屋が長い柄をつけた鉄の型を考え、長方形の2枚の鉄板の間に粥を流し、上下をひっくり返して焼くという発明は、時間の節約という意味で画期的なものだったとか。小麦粉以外にもそば粉や栗粉、ドングリ粉そしてジャガイモの卸したものまで使われていたらしい。18世紀に入り卵やミルク、蜂蜜、シナモンなどが加えられ、ワッフルが甘い嗜好品に。説明してくれた人にいわく、古くは、真珠砂糖ではなくシナモンを入れていた。その理由にも歴史的背景がある。リエージュはフランク王国分裂以来、皇子司教が支配する司教国となりフランス革命まで続いた。皇子司教はバチカンの法王に次ぐといわれたほどの権力を持っていて“聖職者はうまいもの好き”といわれるように、歴代の皇子司教は大変な美食家だった。司教宮殿の台所には世界中の珍味が集まり、当時は高価な香辛料だったシナモンも豊富にあり、その影響で、昔からリエージュ地方ではシナモンを何にでも使い、おのずからワッフルにもたくさんのシナモンを入れたとか。真珠砂糖がシナモンにとって代わった理由・・それは単なるコストの問題。ベルギーは昔から砂糖大根から良質の砂糖を生産、輸出していました。ワッフルがデザートとして民間でも食べられるようになると、高価なシナモンの代わりに安価な砂糖を入れることが考えられた。では何故グラニュー糖ではなく真珠砂糖だったのか?この地方では昔からクラミック(真珠砂糖と乾しブドウ入り)とクラックラン(真珠砂糖のみ)と呼ばれるパンがあり、自ずとワッフルにも真珠砂糖を使った。食感にもこだわるグルメなリエージュ人というわけで、真珠砂糖入りのワッフルが出来た。
古典的なシナモン入りのワッフルを口にすると…柔らかい。真珠砂糖入りのしゃきっとした食感と異なり、甘くとろける生地とシナモン独特の上品で繊細な美味しさのハーモニーなんともいえませんでした。
今年は、レースステージの中で、通過する街等のお菓子を追っかけてみたい!?!
Jun
9,
2012
週末は自宅で。。。!
自室でPCと向き合って・・後ろで僕の椅子を占領して猫が昼寝している。
おかげで、小さなミシン用の丸椅子に座りこれを記して・・・。
扨々、小さな庭を眺めていると・・・いろいろな野草が自己主張して見せてくれる。
何とも可愛い風情。ほんと・・・小さな花たちだが、近づいて見ると瀟洒に魅せている。
自然界は、不思議(思う方が不可思議なのかもしれない)。
なんで、このような、小さな花たちが様々にあるのだろう???
我が家の猫は、首輪をして・・迷子札をつけ・・・その上でリードをつけて。。。狭い庭・裏を歩くのが朝昼晩の日課??
僕を朝から散歩に誘いに来た!?!雨上がりの庭は、雫を携えた野草がいっぱい。
猫は、うまく野草を避けて歩き郵便受け下の隅に地植えしたキャットグラスを食べに行った。
近づいて見ると紫蘭の大きな葉っぱに隠れて、キャットグラスの前に可憐な”雪の下”が咲いている。
猫は、その径を避けながらグラスを美味しそうに食べていた。
それにしても小さな花。よくよく見ればちょっとユーモラスにも見える。
で、カメラを向けてパチリ。
Feb
11,
2012
“Peugeot”
長きに渡ってブログルを傍観するのみで書き込みしていなかった。
公私に紛していた、、、単なる言い訳ですが。
復帰・・・同じ感慨を持つことに出会った!?!
“Peugeot”といえば普通・・自動車を思います。
僕の中では、最初に出てくるのが自転車。
フランスにある自転車&レーシングティームがかつて活躍していた。
フランス人的で・・全てのパーツをフランス製に拘った自転車で。
今では、一般的にも知られるようになった・・・、
”ツール・ド・フランス”で活躍したBike & Team。
日本人には忘れられていた感がある。
日本の若いサイクリストが西欧の最高峰のレースに
参戦できるレベルにある今。
そんなときに、この“Peugeot”ロードレーサーが日本に再登場した。
おまけに、国内にティームまで作って。
日本の自転車パーツメーカーが世界に君臨してる現代、
それを象徴するかの様に全てのパーツがフランス製ではなくなった。
日本製パーツが使われている。
“Peugeot”家は、
自転車が発明された1880年代には自転車の製作に乗り出していた。
鉄鋼業を糧としていたのだから・・・自然の成り行きか???
その歴史を今に伝えるものに・・・
胡椒のペッパーミルがある・・ご存知か???
自動車メーカーのイメージが強すぎて、
プジョー製ペッパーミルってピンとこない。
ミル・自転車・自動車・・
応用技術が合ったのではないか、等と想像してるけど!?!
プジョーが自転車製造をするきっかけになった逸話が残っている。
昔、スカートを膨らませる為に使用されたワイヤ入りペチコート、
クリノリンを手掛けていて、
そのワイヤ取扱技術が発展して自転車に行きついたのだとか!!
ペッパーミルご家庭にひとつはあるだろうか??
フランス製だとしたら・・・そこの刻印・・・まさにプジョー!?!
Jan
30,
2011
御無沙汰のブログル。。。!
昨年1年間は、飛び回る日々で、日記を記する思いが消え伏せていた。
短いトンネルの様にみえる。出口が見えているのに・・・?
明るい先!?!が見えている。でも中々出口に到達しない。
このトンネルを抜けて明るい所にでた先は、どんな所か??
楽しみでもあり、不安でもある。
南は、噴火・・・北は大雪、災害地の皆さん、お見舞い申し上げます。
May
3,
2008
素馨。
ゴールデンウイークとあって、鉄道も混んでいた。
5月3日は、憲法記念日。
今の憲法が施行されて半世紀以上を以ているが、
色々な分野の識者が意見を交わした
「憲法問題研究会」と言う集まりが以前あった。
この中に、物理学者の湯川秀樹博士も参加されていた。
今の憲法を庶民視線で考える集まりがあって出かけた。
昨今の国政を見ていると、国民不在ではないか!?!
国民の為にではなく、党利党略に帰していないだろうか。
而して役人も加わって、権力争い??
上から下へではなく下から上へ、と言う観点が見過ごされている。
成長とか、構築を考えると、
原点・素があって今がある。目先視点での対応が目立つ。
憲法理念とは??
法社会にあって法の番人なる司法の世界でも
行政官庁的風潮が見える。
中央諸官庁のお粗末加減は、何としたことか??
素直に納得できる施策はできないものだろうか。
法治国家とは・・・と、憂鬱になる思いだった。
帰り道、我が家近くのお宅の垣根からかすかな香りが漂ってきた。
ぼんやり歩いていたせいか、視界にはいってこなかった。
脇を見ると、綺麗な白い花が・・・
香りの素^−^・・・素馨の花。
我が心根も、真白で芳しくありたい・・・。
ジャスミナム/ジャスミヌム/コモンジャスミン
異名;ソケイ(素馨)・ハゴロモジャスミン・
ツルジャスミン・ホ ワイトジャスミン。
通行する人々に安らぎを与えてくれる。
かような花でありたい、と帰宅した。
Mar
3,
2008
独り言。
生あるものには必ず終焉がある。
だが、己より若い・・・我が子と同じ歳の子の終焉。
余りにも寂しい。
自分のことより、我が二男の心中は余りある。
高校の大親友、3年間・苦楽を共にした友を
卒業して間もない7月に
白血病で友を見送った。
そしてまた、幼馴染の友を失った。
昨今、社会問題として言われてる「いじめ問題」
大人、年長者が・・・子供を「いじめてる」。
我が子ではない。よそ様のお子さんをだ。
二男の幼馴染、釣りが好きでよく二人で出掛けた。
時折、僕も同道したことがある子。
小さい頃より「わんぱくこぞう」のレッテルを貼られてた。
だが、優しい・男気のある子だった。
中学時代に他校の悪がきに我が子の仲間がいじめにあった。
それを聞いた彼は、一人、他校の生徒とやりあった。
事情を聞いた教師に一人で立ち向かった・・・
と仲間をかばった。彼は、最初からいたのではない。
仲間を助けに行ったのに・・!!
その場に居合わせた子供達の保護者は、
後に、乱暴者の彼と付き合うからだ??
と、悪口雑言を吹聴してたと、妻から聞いている。
釣りをしながら彼の良いところを沢山、見てきた。
水産高校に進学、二男との距離も離れてしまった。
次男は、サッカー漬けの3年間だったから。
次男が大学進学と共に、
我が家も家庭の事情で引っ越してしまい疎遠になっていた。
彼は、その後、プロサーファーになっていたが、
周りの目は、
そんな彼の姿を蔑視・影口を浴びせていたらしい!?!
次男が電話をしてきて、
お父さんしか親・保護者として弔問する人がいないょ。
我々夫婦は、早速、弔問に訪れた。
彼のご両親は、我々の言動に・・・
涙していた。
「彼の優しさ・男気さ」誇りを持ってほしい、と言った瞬間に。
勉強だけできればよいのか??
人間的に子供達の個性を、よい方向に・・・
何故に導いてあげられないのか??
我が子さえよければ・・・!?!
親・保護者・教師も子供の個性を尊重し
より良き方向に導く事ができないものだろか??
「彼が弱かった??だけよ!!」
同級生の親から妻が聞いた言葉。
そんなことを宣わっている親の子供は??
学業は少々よいかもしれないが、
己の非を、他人に転嫁させてた子供。
幾度となくたしなめたが・・・。
僕も二男も大嫌いな親子。
はたして・・・我々の偏見だろうか??
某企業の役員と自慢してる親子・・。
亡くなった子の母親は、若い頃、人気ある
タレントさんだった。
悪口雑言は、やっかみがあったのだろうか??
逝った彼に
「君は、優しい心根、男気のある子だった」
心安らかに、誇りを以って、休まれるがいい。
と、心の中で呟いた。
洛陽の燃えるような光景・・・
彼の人生も、燃えるようであったろう。
でも燃え尽きてしまったのかもしれないが
僕の中では、彼は輝いている。
Dec
31,
2007
元旦!?!
孟陽 韶節 庚子 2008・1・1
あけましておめでとうございます。
穏やかな天候に恵まれて新年を迎えた。
初詣、散策する時間もなく
初日の出の情景を富士嶽に拝した。
昔、 富士嶽山頂から拝んだ初日の出を思い出す。
冷酷な山頂から拝む日の出は、なんと暖かく感じた事か。
今年は、自然も社会も穏やかであってほしい。
本年もよろしくお願いいたします。
Dec
26,
2007
花火!?!
天皇誕生日を祝して、X’mas eveを盛り上げて!?!
二日間にわたって江ノ島の夜空に花火が打ち上げられた。
冬の夜空に色成す花火。
爆音が轟くも、どことなく静寂感があった。
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