“初訪の里山!!”《襍感・/・野華‘17-04》

エビネ(海老根、蝦根) ラン科(Orchidaceae)
学名:Calanthe discolor Lindl
別名:ヤブエビネ、ジエビネ
キエビネ(黄海老根)
学名:Calanthe sieboldii
こんな間隔(近く)に色々な種類のエビネが植栽されてる。
将来、交雑種が生まれるかもしれない。
ちょっと、楽しみ。


※ ※ ※ ※ ※ ※
エビネ(海老根、蝦根)
エビネの名前は根の形が海老のシッポに似ていることかららしい。
園芸用として品種改良され多くの種類が作り出されている。
自生種は、園芸栽培ブームで乱獲採取され激減した《準絶滅危惧 (NT)》。
日本原産のエビネには、ジエビネ、キエビネ、サルメンエビネ、
キリシマエビネ、ニオイエビネ、が原種とされている。
山地の林内や竹林などに見られる多年草。
偽球茎で横に連珠状になる姿が、海老に似た形をしていることで和名が付いた。
日本では、昔より花材として取り上げられ、江戸時代中期には多くの品種が作られた。
昭和40年代から再びブームを迎えて、同属異種の交配を以って栽培観賞されている。
キエビネ(黄海老根)
暖地の樹林床に生える多年草、エビネに似ているが全体が大型で花の色が黄色。
エビネの種類としては、日本には約20種が自生していると言われている。
複数の種類が同じ地域に自生している所もあり、斯様な場所では交配雑種が見られる。
多彩エビネだが、世界的にはカランセCalanthe「美しい花」と呼ばれている。
自然雑種や人工的に交配した個体も多くあり、正確な種類がわからなくなった。
そこで日本エビネ協会は、健全な園芸種 (ラン) としてエビネを発展させる為に、
世界基準に合わせ、
1996年から国際ラン登録局 (サンダースリスト Sander's List) への登録をはじめた。
シンビジュームやカトレア等の洋ラン同様に原種から交配、
経緯が明らかな交配種に対し、交配種名 (グレッグス) が付けられるようになった。
世界的なラン展などで使われている正式なエビネの交配種名 (グレッグス) は以下の通り。
1.Cal.Bicolor Cal.(discolor×sieboldii), 2.Cal.Hizen Cal.(discolor×aristulifera)
3.Cal.Satsuma Cal.(Bicolor×aristulifera), 4.Cal.Kozu Cal.(discolor×izu-insularis)
5.Cal.Inage Cal.(izu-insularis×Kozu), 6.Cal.Anagawa Cal.(discolor×Kozu)
7.Cal.Kasuga Cal.(izu-insularis×Bicolor), 8.Cal.Kokubu Cal.(discolor×Higo)
9.Cal.Miyuki Cal.(Higo×Kozu),他に約100の登録がある。
植物の種類を表す場合、園芸分類と植物分類との品種が異なるだけでなく、
種名、交配種名 (グレッグス) に対して用いられることもよくあり、
何を指しているのかが分かりにくく問題がある。
個体 (個体・・農水省の種苗登録名)とは異なり各人が自由に個体名 (品種名) を付ける。
園芸植物は、園芸品種、とか栽培品種、等の言葉を用いるべきではないか??
※  ※  ※  ※

今、住まい居る所ちかくには、「里山」と言われる公園が数か所ある。
それぞれ県立・市立と行政が管理している所が殆ど。
各公園には、ボランティアの協力組織があり調査や整備に携わっている。
植物・鳥等動植物に関心をもつ人々が協力、尽力されている事は承知している。。。!
それらの場所は、「自然公園」「自然環境を保全」と言った事を標榜されているのだが、
果たして現状はどうであろうか??
歴史的過去の里山形態が残っていた所を自然公園・緑地として『整備』している。
色々な場所を訪れてみて思うのが、画一的整備が目につく事だ。
今時の植物社会学的論理の基で整備が行われているようだ。
つまりは、土地の潜在特性をしっかりと調査分析せず、一般的植生に導いているやに見える。
簡単に申せば、雑草と称し下草刈りしてしまい見た目には綺麗な里山って感じだ。
だが、自然発生的な植物環境が見られない。自然淘汰された環境とは、乖離している。
人間が意識して景観を形つくっている。自然界との共存ってなんだ、と思うことがよくある。

先日、「NPO法人 里地里山景観と農業の再生プロジェクト」と謳い整備されてる里地を訪ねた。
私人の運営されてる「園」、ご苦労され維持運営されているだろう事に頭を垂れる思いだった。
この「園」がいつまで維持されるかは、不明。だが、初心の思いで植栽された植物が、
将来、どのように淘汰されていくのか楽しみである。


「藤沢市・遠藤、藤沢えびね やまゆり園2017/5/13」

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“里山散歩(一)!!”《襍感・/・野華‘17-03》

ヤマブキソウ(山吹草) ケシ科(Papaveraceae)
学名:Chelidonium japonicum Thunb

ハナイカダ(花筏) ミズキ科
学名:Helwingia japonica
キンラン(金蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名:Cephalanthera falcata (Thunb.) Blume
ハンショウヅル(半鐘蔓) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis japonica
サンリンソウ(三輪草) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Anemone stolonifera


※ ※ ※ ※ ※ ※
ヤマブキソウ(山吹草)
ヤマブキの花に似てる事で花名が付いたが、花弁5枚のヤマブキ、ヤマブキソウは4枚。
近い仲間に葉の切れこみが深いセリバヤマブキソウがある。

ハナイカダ(花筏)
葉の真ん中に花が咲き。花がいかだ(筏)に乗ったように見えることから名前が付いた。
若葉は山菜として天ぷらなどで食べる。雌花は一花、雄花は複数の花をつける。
雌雄異株で実を付けるのは雌株。実は熟すと黒くなる。

キンラン(金蘭)
野生のものは、山や丘陵地の林床にはえるが、今や絶滅危惧Ⅱ類 (VU)に指定されている。
銀蘭に対し黄金色の花が付く事で名ついた。葉は ササバギンランのように細く長い。
林床の日陰に自生し、花は晴天の時に開き、曇りや雨の日は閉じてしまう。

ハンショウヅル(半鐘蔓)
クレマチスの名前でおなじみのテッセンや、その原種であるカザグルマと同属。
つぼみは似ているが、開花姿は全く違う。
ハンショウズルやクレマチスの果実は、花の姿からは想像もできない。
センニンソウやボタンヅルと同じ仲間で、テッセン(クレマチス)もそっくりの種子。
火事を知らせる火の見櫓に付いてた鐘のことを半鐘と呼び、この鐘に形が似てる事で名付いた。
葉が3枚対生して付くのが特徴。センニンソウと同じで比較的平地に近い場所に生育する。
希少種にシロバナノハンショウズルがある。果実は、熟すと風で散布される。

サンリンソウ(三輪草)
ニリンソウより遅く開花する。又、必ず3つ花がつくとは限らない。
ニリンソウとの違いは花柄の根本に付いている葉に葉柄があるかで見分ける
ニリンソウが1本の茎に2個花がつくが、こちらは3個。
ニリンソウと違い、めったにお目にかかれないので希少価値が高い。
また、イチリンソウというのもある。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

雑用三昧の中、眼を休めそして足腰をより良い状態にと近間に散歩に出かける。
野の花達は、おおよそだが同じ場所周辺に、又例年通りの時期に顔を見せてくれて。
自然界での営みに出会え、楚々と咲く姿に癒やされ、ほっとする。
こんな生活ができる、感謝だ。
そんな思いを吹き飛ばす出来事が先週も勃発!!
北朝鮮が、またもや弾道ミサイルを発射、それは「新型の弾道ミサイル」だと。
なんともやりきれない。だが、核保有国が他国の核開発に反対、これもおかしい!?!
更には、国連って「日本」を貶める広報機関か???って唖然とする。
今の今でも不公平な裁定をする!?!偏見がまかり通っているではないか。

国連人権条約下の拷問禁止委員会が慰安婦問題で2015年の日韓合意の見直しを勧告した。
拷問禁止委員会のホームページによれば、「拷問禁止委員会に対する韓国代表団の書面回答」、
日韓合意について
「2国間の外交問題である“慰安婦問題”は、
日本政府が言及した措置が誠実に履行されるという“条件”で解決されるとの意味だ」と解釈。
一方、元慰安婦を支援する財団に日本が10億円を拠出した事実に関する記述はない???
韓国は2月に提出した報告書で過去に出された勧告に対する06~15年の実施状況を説明したが、
日韓合意には触れていなかった。
今月2、3両日に同委員会の審査を受けた際、
日韓合意に関する情報提供を求められたため、書面回答を提出したとみられる。
同委員会が日韓合意を持ち出した背景には、
3月20日に韓国の非政府組織(NGO)63団体が提出した報告書の存在があるようだ。
報告書は、韓国政府が元慰安婦の要求を無視して日本と合意を結び、
元慰安婦らに日本からの資金受け取りを勧めたため精神的苦痛や健康悪化に苦しむことになった
-との内容だった。
しかし、日韓合意時に元慰安婦と認定された46人のうち、
34人は財団を通じて日本の拠出金を財源とした現金支給の受け入れを表明。
すでに32人が受け取り、NGO側の主張とは実態が異なっている。

ジュネーブの国連欧州本部は、
NGOから人権侵害などの情報提供を積極的に取り入れて加盟国審査を行う。
拷問禁止委員会も人権状況を調査しており、
過去には日本に対する勧告で慰安婦を「性奴隷」と表現するなど、
NGO側の主張を基に改善を迫ってきた。

今回の勧告は韓国を対象にした審査で、日本が関与する余地はなく、
合意の履行状況に関する照会もなかった。
日本政府は勧告にかかわらず引き続き日韓合意の履行を迫るが、
韓国の書面回答に対し、政府関係者は「きちんと対応する」としており、
経緯を確認した上で抗議も含め対処する考えを示した。
《2017.5.13 産経ニュース、ネット掲載版より抜粋》

*   *   *   *   *
こうした報道を読むと、審査方法・内容等々、申請者のしたたかさが見える。
過去の日本・日本人の対応方法を改めざるをえないだろう。
空理空論・・理想論を言ってる場合ではないのが現況だ。
深刻に捉え、対応方法、対処を急ぎ検討すべきである。


※  ※  ※  ※


「大和市・泉の森2017/5/6」
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“庭の花(二)!!”《襍感・/・野華‘17-02》

タチカタバミ(立ち片喰・立ち酢漿草); カタバミ科(Oxalidaceae)
学名:Oxalis corniculata L. form. erecta Makino
別名・別読み: オッタチカタバミ
エアー フランス メイアンディナ(ミニチュア・ローズ)
作出年、1982年。作出国、フランス。作出者、Meilland(メイアン)
英名;Air France Meillandina。


※ ※ ※ ※ ※ ※

タチカタバミ(立ち片喰・立ち酢漿草)
林縁や林内、草むら等で見られる茎の立ち上がったものをタチカタバミと呼ぶ。
茎が、立ち上がるほかはカタバミと差異がなく太い直根がある。托葉も明瞭。
種子もカタバミと同じ形で、タチカタバミの種子は小さく、表面の皺が白い。
近い仲間には、アカカタバミ、ウスアカカタバミがある。

エアー フランス メイアンディナ(ミニチュア・ローズ)
ピンク色で瀟洒、小さい花だが可愛い花。
花色は淡いピンク色から濃いピンク色へと微妙に変化していく。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

世間一般では、黄金週間(ゴールデンウイーク)にあったようだが、、、。
僕は、4月より365日、(休)になった。
好き勝手に、而して雑用浸けになりつつある。
テレビを見る・新聞を読む、それらと全く乖離した日常を10年も続けてきた。
世の情報は、ネットから拾える。事象そのままに全世界の情報が瞬時にみれる。
書籍の断片すら読み出せる。よい時代になったものだと感じ入っている。
但し、情報の判断は難しい。時には判断ミスを犯して疑心暗鬼に落ちてしまう。
そんな中、最近テレビのニュース番組を観たり、新聞・報道記事を読むと、
明らかに意図的、恣意的に画像編集、記事編集されてると見えるものが多々ある。
正確なる真実報道がなされていない、左系だの右系だの好きに論評することは、良い。
だが「真実・・・正確な」意訳編集でない記事が中々見つからない。
真実・事実を鮮明にわかりやすく発信するのが、報道であるって思うことが多い。
個人の思想信条は、全き自由である。だが判断の基となる記事が偏向していては!!
異国の大統領選挙報道にして然り、事実に反することが平然と報道されている。
先に表明・表示した者勝ち、でいいわけ無い、と思うことしきり。
民意によって政治は動くというが、ある方向に先導するメディアが脅威だ。
これは、全世界的の事。隣国・我が国の事象を観ても“メディア報道”は、脅威だ。

※  ※  ※  ※




「大和市・居所2017/4/29」


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“庭の花(一)”《襍感・/・点描‘17-09》

クロッカス
ムスカリー
ツタバウンラン
ニホンタンポポ
ハナニラ
サギゴケ


今年は、天候・気温が低い日が続きお花見期間が長かった。
先月、オオカンザクラを観、我が家周辺の桜も先週まで見れた。
時間に余裕が持てない、雑用が思いの外片付かない日々だ。
散策に出かけられず、庭の草花を愛でる日々。ここ1ヶ月の花。
最初は、クロッカスやムスカリーが顔を見せていた。
次にツタバウンラン、ニホンタンポポ、そしてハナニラ・サギゴケ。
野放図な庭にサギゴケが、かなり広範囲に広がりを見せている。
小さな草花、それぞれは、近寄ってみると実に瀟洒である。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ライフワークに終わりはないだろう。しかし、節目で区切りをつけるのも必用か。
諸々の整理するために飛び回っていた。出先で重要かつ、ほっとした報道を目にもした。
南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣されてる陸上自衛隊の施設部隊が撤収される、と。
撤収は5月末、その後も南スーダンPKO本部への自衛隊員の派遣は継続するらしいが。
自衛隊が担当しているジュバ(首都)の施設整備が、一定の区切りが付いた。
安倍首相は「南スーダンの国づくりが新たな段階を迎える」と,
情勢の変化が撤収要因あるとしていた。
日本政府の適切対応と言えることではあるまいか。
「産経新聞」の大内清中東支局長は、南スーダンの情勢が今後、一層悪化するという見方を紹介している。
南スーダンでは、キール大統領派とマシャール元第1副大統領派が対立、政治的・軍事的にも不安定。
3月にスワカ元副参謀長が武装勢力「国民救済戦線」を結成した。
スワカ氏は「あらゆる手段でキール氏を排除する必要がある」と主張、国内の治安は、更に悪化する恐れは強い。
(3月11日「産経新聞」より抜粋記載)
南スーダンでの対立は、ディンカ族とヌエル族の部族対立が、大きな要因とされている。
更には、キリスト教徒とアフリカの伝統宗教(アニミズム)の人々の対立もある。
南スーダン情勢の悪化に、カトリック教会の総本山であるローマ教皇庁(法王庁)が人道的介入の動きを示している。
2月26日にフランシスコ教皇が、地元のキリスト教会からの要請に応えて南スーダン訪問を検討していると発表した。
この訪問が、内戦に宗教対立の要素も加わり、泥沼化するリスクがある。
大量の石油埋蔵量が在る南スーダン、経済的な問題も加味されるのか。
北スーダンには、ISやテロ組織アルカーイダに共鳴している過激派もいる。等々諸般の情勢悪化が知らされている。
今回の陸上自衛隊の施設部隊撤収は、冷静に判断を下した安倍政権の良識対処と思う。
異国の実情を見聞きしていたら、西欧でテロが発生しだした。
米国の爆撃行為が報道され、更には我が国周辺も不穏な情勢になってきた。
ついにドイツ国内でもテロ行為が起こった。
そして、我が国であった「サリン」事件を思い出す殺戮事件があった。
そんな事象を我が国の国会議員は、如何にとらえて居るのだろう???
国民の安全を如何に処するか、検討にも入っておらないように感じる。
野党国会議員は、何を考えているのか、理解にに苦しむ。
※  ※  ※  ※


「居所の庭、2017年3月~4月」

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“早春譜”《襍感・/・点描‘17-08》

オオカンザクラ(大寒桜・安行寒桜)バラ科(Rosaceae)
学名:Cerasus x kanzakura 'Oh-kanzakura'
伊豆高原駅近くのオオカンザクラの並木路


今年は、早、桜の開花宣言があったが、暫く前に早咲き桜を観る機会を持った。
伊豆半島東側に伊豆高原と呼ばれる地域が在ってよく訪れている。
が、伊豆高原駅周辺を散歩したことはなかった。駅からの桜並木は数キロに及ぶ。
カンヒザクラとオオシマザクラの種間交配であるオオカンザクラの並木を見れた。
サクラの開花予想より早く開花するオオカンザクラだが河津桜・寒桜の後に開花する。
淡い紅色の花、萼筒は光沢ある鐘形、萼片は卵状三角形の綺麗な桜だ。
大寒桜は、安行寒桜とも呼ばれる。埼玉県川口市安行で栽培されはじめた故か。
花は一重の五弁、やや下向きにつき、完全に開かない。
寒桜よりも花がやや大きいことからオオカンザクラと名付けられた由。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
今年は、僕にとっては節目の年で、諸々の整理するために飛び回っていた。
出先で、重要かつ、ほっとした報道を目にした。
南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣されてる陸上自衛隊の施設部隊が撤収させる、と。
撤収は5月末、その後も南スーダンPKO本部への自衛隊員の派遣は継続するらしいが。
自衛隊が担当しているジュバ(首都)の施設整備が、一定の区切りが付いた。
安倍首相は「南スーダンの国づくりが新たな段階を迎える」と情勢の変化が撤収要因あるとしていた。
日本政府の適切対応と言えることではあるまいか。
「産経新聞」の大内清中東支局長は、南スーダンの情勢が今後、一層悪化するという見方を紹介している。
南スーダンでは、キール大統領派とマシャール元第1副大統領派が対立、政治的・軍事的にも不安定。
今月6日にはスワカ元副参謀長が武装勢力「国民救済戦線」を結成した。
スワカ氏は「あらゆる手段でキール氏を排除する必要がある」と主張、国内の治安は、更に悪化する恐れは強い。
(3月11日「産経新聞」より抜粋記載)
南スーダンでの対立は、ディンカ族とヌエル族の部族対立が、大きな要因とされている。
更には、キリスト教徒とアフリカの伝統宗教(アニミズム)の人々の対立もある。
南スーダン情勢の悪化に、カトリック教会の総本山であるローマ教皇庁(法王庁)が人道的介入の動きを示している。
2月26日にフランシスコ教皇が、地元のキリスト教会からの要請に応えて南スーダン訪問を検討していると発表した。
この訪問が、内戦に宗教対立の要素も加わり、泥沼化するリスクがある。
大量の石油埋蔵量が在る南スーダン、経済的な問題も加味されるのか。
北スーダンには、ISやテロ組織アルカーイダに共鳴している過激派もいる。等々諸般の情勢悪化が知らされている。
今回の陸上自衛隊の施設部隊撤収は、冷静に判断を下した安倍政権の良識対処と思う。
※  ※  ※  ※

「2017/3/15 伊豆高原」


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“春一番!!・仏の座”《襍感・/・野華‘17-01》

ホトケノザ(仏の座) シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
学名:Lamium amplexicaule L.
別名:サンカイグサ(三階草)

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

春の七草「ほとけのざ」と同名だが、葉が仏の蓮華座を思わせる事で付いた名。
畑の中や周りに、絨毯をしきつめたように群生する。
ヒメオドリコソウによく似るが、蓮華座は、花の向きが上向き。
ホトケノザは秋に芽吹き、ロゼットで冬を越す。
ロゼット、根から直接葉を出して広げるさまを意味する。
陽に暖められた熱を摂取する仕組みで、日本語では根生葉と呼んでいる。
ロゼットの語源は、バラの花を上から見た形を意味している。
別名三界草(さんがいぐさ)と呼ぶ。階層状の葉っぱと花である故。
2がつ頃から開花し始め5月末頃まで、と花期は長い。
半円形の葉が、茎を取り囲んでつく様子を蓮華座(れんげざ)に見立てた。
春の七草の一つ“ほとけのざ”は、キク科の「田平子」(たびらこ)を指す。
海岸から山の上まで、開けた辺りあちこちで見かける。
畑をピンクに彩るのは、ホトケノザとかヒメオドリコソウだ。
「セリ ナズナ オギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ これぞ七草」
有名な源氏物語の注釈書「河海抄」の中に上の記述が在る。
平安時代から食べられている若菜についての記載があり、中に春の七草の記述がある。
ただし、和歌の構成にして「これぞ七草」としたのは後世の人である。
この「河海抄」の中のホトケノザを現代のホトケノザと思ってしまうが、
実際に料理して食べてみた学者もあり、全く食用にならないと説明している。
それ故に春の七草「ホトケノザ」は、タビラコを指すとするのが一般的である。
早春、赤紫の小さく可愛い花を付け、青色のオオイヌノフグリ共々早春の散歩道を彩る。
この花は、したたかな生存戦略を持つ。他家受粉の開放花と自家受粉の閉鎖花を同時に持ち、
種の先にアリが好む成分(エライオソーム)を付けアリに種を運ばせる機能を持つ。
自然界の妙だが繁殖の為の手段にはおそれいる驚かされる。
葉が仏座に似、又、花が段々に咲く為サンカイグサ(三階草)とも呼ばれる。
往古に西欧から渡来した帰化植物と考えられている。
四角い茎と唇形花を持ち、シソ科の特徴をよく表す。又、強い繁殖機能に驚かされる。
※  ※  ※  ※

今年の“春一番(強風)”が吹いた前後、色々な事象があった。
国内外の諸問題。そして猛毒の神経剤VXを用いた殺人事件。
これらを思うと、国会審議に呆れる!!
言葉尻りを捉えて、事の本質に迫らない、否、蔑ろにしてはいまいか!?!
時世は、動き、対応・予防措置が最優先されてしかるべきだ。



「大磯町国府本郷付近で出会った華」

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“季節の花・寒木瓜”《襍感・/・点描‘17-07》

カンボケ(寒木瓜) バラ科(Rosaceae)
学名:Chaenomeles speciosa
別名:ヒボケ(緋木瓜)
白花木瓜も見応えがある。
美しい物には、棘がある!?!

花の少ないこの季節、生け垣に見る赤・白の花は、通行人に安らぎを与えてくれる。
ボケは、沢山の園芸品種があるし秋には香りのいい実をつけ、楽しませてもくれる。
椿や早咲桜の影に隠れがちだが、バラ属の特徴を持った可愛い花である。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
カンボケ(寒木瓜)
花が秋から冬に咲くことから「寒木瓜」の名が付くが、
春になるとさらに咲く花が増え、葉も出揃う。
新宿御苑ではヒボケ(緋木瓜)の名前が用いられている。
緋色とは「炎のような色」という意味で、英語ではスカーレットか。
ツバキ程ではないが、2~30本の雄蕊が束になるし、花もツバキより小さい。
黄色く熟したボケの実は、ジャムや果実酒になるらしい。
江戸時代より多くの園芸種が作り出され、現在では200種を超えるという。
漢字で「木瓜」と書く様に実が瓜に似てる。それ故に木瓜(もっけ)が訛って「ぼけ」。
ボケ(木瓜)の花言葉に『妖精の輝き』とあるが由來は不明。
日当たり・水はけ・水もちのよい場所を好むといわれるが、日陰でもしっかりと花をつける。
育てるに容易だが、病害虫の被害にあうことが多いが、葉が枯れても株自体は枯れない。
我が家では、樹形が暴れやすい・トゲが鋭い等で、裏庭の垣根として鎮座している。
薔薇に比べ和風な雰囲気があって好きな花だ。
※  ※  ※  ※

国際情勢を傍観していると、自国ファースト、自分ファーストが目につく。
「和」の精神。日本のあるべき姿と言えようか。
我が国の立ち位置として相手を思い遣った対応・対処は何かを模索したい。
だが、余りにも「自国ファースト、自分ファースト」が強く議論が咬み合わない。
妥協ではなく、真摯な議論の積み重ねが必要と痛感する。
ここ数週間に出会った異国人との個人レベルでもこうだ。
ましてや国と国、国際複数国家間での議論は、複雑と推察する。
一庶民・国民として時の動向を冷静に観ている必要は、あるだろう。
今の時代、報道機関のあり方は、各社の主張であって、客観的事実報道ではない。
幸い、全世界の様々な報道が、ネットを介して見ることができる。
それを見て、分析・判断するのは、個々人だ。表層面だけ見ての右往左往は、やめよう。
世界情勢は、刻一刻と変化している。それをしっかりと見極めねば、、大変な時代って思う。

「2月15日/鎌倉材木座」

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“WV-2白色の薔薇”《襍弔意・/・点描‘16-72》

薔薇・白雪姫「シュネーヴィッチェン(アイスバーグ)」
Schneewittchen(Iceberg)
フロリパンダ系;作出者;Kordes,R.(1958・Germany)


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
白く実に清楚な雰囲気を持つとっても好きな薔薇。
トゲが少なく枝も細くうつむき加減に咲く。
ティーローズ系のさわやかな香り。
Schneewittchen、「白雪姫」とかIceberg「氷山」と言われている。
四季咲き性で花径:7~8cm。半横張り性でほのかに香る。
※  ※  ※  ※  ※

この「白雪姫」なる薔薇、若い頃に恩師夫人から頂いた思い出ある薔薇。
それから30年余り我が両親が丹精こめて育て、今にある!!
今月の10日に3度花を付けたとわが子から連絡貰って自宅に戻り眺める。
満開ではなく七分くらいの開花状態、そして開ききった後の雰囲気が好きだ。
静かにみやびを閉じ始めた花弁に近寄ってみると、妖しく輝いていた。
ほのかに赤みを帯びた花弁に、今年もありがとう・・・って。

今年もはや11月半ばだ。そんな時に、淋しい、訃報をきいた。
昭和を彩った、個性的歌い手さん「リリィ」さんが天星された。
我が山仲間は、彼岸の彼方で喜んでいるだろう。
ひょっとしたら弾き語りを聞いているかもしれない。
「弔意」



「自宅2016/11/11」


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“I H-10秋に輝く海岸の花”《襍観・/・点描‘16-70》

イソギク(磯菊) キク科(Compositae)
学名:Chrysanthemum pacificum.Ajania pacificum
Dendranthema pacificum
日本語別名:イワギク、ハマギク、キラクサ
英名:Ajania。
伊豆汐吹埼2014・11・09

城ヶ崎のイソギクは、有名だがここ汐吹埼も楽しい所だ。磯釣りの太公望の方が圧倒的に多い。でも自然植生も見られる。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
イソギク(磯菊)
関東地方南部(房総半島)~伊豆半島(東海地方)、伊豆諸島に自生。
自生範囲は限られているようだ(確認されてる地域)。
海岸の砂浜などに生え、高さは20~40cm程度。
葉は倒披針形で、裏面は白い毛に被われ、表面は白い縁取りのように見える。
10月から11月ごろに、黄色い頭花を管状花だけで咲き魅せる。
が、頭花の外周に舌状花が並ぶものをハナイソギク f. radiatum と呼ぶ。
キク属 Dendranthema で舌状花の無いものをアヤニア属 Ajania(亞菊屬)とする。
キクとの自然雑種、黄花のものはウラジロギク・サトイソギクなどの名で、
そして白花のものはハナイソギクの名で呼び、栽培もされているものもある。
海岸のハマギクやアシズリノジギクは普通の花弁だが、こちらは非常に小さい花弁。
これらの植物は強風の吹き荒れる海岸の断崖や砂地で丈夫に育って花を咲かせる。
このような環境で育っているイソギク等の花々、実にたくましい。
※  ※  ※  ※  ※

このイソギク、以前は三浦半島の海岸ではどこでも観られた。
しかし宅地開発、海岸線の道路整備等で生育環境の変化でめっきり減ってしまった。
反面、立ち入り禁止状態の海岸線では、群生している。何とも皮肉なことだ。


「鎌倉市・稲村ヶ崎2016/11/05」


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“I H-8晩秋の想い”《襍感・/・点描‘16-68》

コセンダングサ(小栴檀草) キク科(Asteraceae/Compositae)
学名:Bidens pilosa L. var. pilosa
英名:common beggar's tick , hairy beggarticks


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
熱帯アメリカ原産、世界中の温暖な地域に分布し道端等で極普通に見る野草。
雑草!!と呼ばれ嫌われるが、薬草として、食用としても用いられている。
茎に短毛があり葉は上部で互生、下部で対生、頭花は舌状花がなくなり痕跡程度。
花柄は長さ9cm位。総苞直径は7~8㎜。
総苞外片は長さ4~5㎜、総苞内片は長さ4~7㎜。
痩果は、細いこん棒状で黒色。
先端に長さ2㎜位の黄色の芒(刺)がつき、下向きの小刺がある。
芒の数は3個が多いとあるが、この付近のものは殆どが2個。
白い舌状花があるのはコシロノセンダングサと区別されている。
更には、コセンダングサとコシロノセンダングサの雑種とされるアイノコセンダングサ。
アメリカセンダングサは総苞片が大きい。センダングサやコバノセンダングサは舌状花が黄色。
種子を人や動物にくっついて繁殖するセンダングサ類、「くっつき虫」「ひっつき草」と呼ぶ。
鈎のついた種子が衣服や動物の毛につく。植物にも意思があるのか、と??
近づきよくよく観ると、なかなか趣がある。
花が咲き終わり種子が熟す前でとげとげがあり、まだ開いてないものをちぎって、、、!
友達の服をめがけて投げてダーツみたいにして遊んだものだ。とげとげの部分は、結構痛い。
※  ※  ※  ※  ※  ※
「大和市・泉の森2016/10/24」



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