《雅羅・/・襍懐古〝山の花ⅩIII〟❖ ’24-226 ❖》

イブキジャコウソウ(伊吹麝香草) シソ科(Lamiaceae/Labiatae )
学名:Thymus japonicus (H.Hara) Kitag.
Thymus quinquecostatus Celak.
別名:ヒャクリコウ、イワジャコウソウ
伊吹山で最初に発見されたため、この名が付けられた。
低山~高山、広範囲に分布する。全草に良い香りがする。
岩の割れ目や礫地などにピンク色の絨毯を敷いた風に見える。
草と名前が付いているが低木又は亜低木に属している。
茎は地を匍って拡がり、丈は10cm以下が、普通とされる。
だが、低山のものの中には20cm位に立つものもある。
葉は5-10mmの卵形~狭卵形、先は鈍頭、両面に腺点が見られる。
葉は十字対生し、長さ5~10㎜、幅3~6㎜の卵形~狭卵形、鈍頭、全縁。
花は淡紅紫色の唇形花。花冠は長さ7~8㎜、花冠の内部に細毛がある。
上唇は2裂し、下唇が大きく、3裂する。花冠の筒部は萼より短い。
雄蕊4個。萼は長さ5~6㎜、萼歯は5個、下側の2歯は細い。

《 赤岳登山で見た花〝伊吹麝香草〟8月花ⅩIII  ❖ 1962/夏 ❖ 》
自分で物質を出し他の植物等に色々な作用を及ぼす物がある。
この作用をアレロパシー(他感作用)という。
伊吹麝香草は、ハーブの仲間。アレロパシーが強いらしい。
虫などを寄せ付けない作用があるのだとか。
葉を指でもむと独特の香りがすることから和名がジャコウソウとなった。
繁殖力も強い。平地でもしっかり根付く。庭の雑草防ぎになる地核植物。

「令和陸年(皇紀2684年)8月13日、記」


#ブログ

People Who Wowed This Post

×
  • If you are a bloguru member, please login.
    Login
  • If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
    Request Account