《雅羅・/・襍懐古〝山の植物Ⅹ〟❖ ’24-223 ❖》

ミヤマアカバナ(深山赤花) アカバナ科(Onagraceae)
学名:Epilobium hornemannii Rchb.
synonym Epilobium hornemannii subsp. hornemannii(狭義)
ミヤマアカバナ(深山赤花);
北海道、本州中部地方以北に自生。
北アメリカ(カナダ、USA、アラスカ)原産。
標高50mの山地から3700mの高山帯に自生する多年草。
小川や湖の岸辺、低地帯の牧草地、ヤナギの湿地、
砂利の尾根、ガレ場の斜面、道路脇の溝等に生える。
茎はしばしば株状になり紅色を帯び、低い2稜上に白い曲がった毛が並ぶ。
葉は短い柄があって対生するがときに上部で互生する。
下部の葉は小さく、長楕円形~倒卵形、鈍頭。
中部の葉はやや光沢があって長さ1-4cm、幅0.3-1.2cmの披針形で腺毛を散生。
縁に不明瞭な細かい鋸歯があり、先はやや鈍頭。
茎の上部の葉腋から花柄を出し、淡紅色の花をつける。
花弁は4枚、長さ3.5-4mmの長倒卵形で先は2浅裂する。
萼は4個で長さ3-4.5mm、花柄とともに腺毛があり、裂片は披針状長楕円形。
雄蕊は8個でうち4個は長い。子房に腺毛があり、柱頭は棍棒状。
高山で見られるアカバナの仲間は、ほかにシロウマアカバナ、
アシボソアカバナ、イワアカバナ、葉の細いヒメアカバナなどがある。
皆よく似ていて見分けがつきにくい。
中でも本種とシロウマアカバナは外見からの区別は不可能。
ミヤマアカバナは、種子に細かい乳状突起があり、
シロウマアカバナはそれがない。

《 赤岳登山で見た花〝深山赤花〟8月草花Ⅹ  ❖ 1962/夏~ ❖ 》
八ヶ岳の色々な登山道・麓で良く見かけた。
地味だが可愛い花である。

「令和陸年(皇紀2684年)8月10日、記」


#ブログ

People Who Wowed This Post

×
  • If you are a bloguru member, please login.
    Login
  • If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
    Request Account