《雅羅・/・襍懐古〝山の花Ⅵ〟❖ ’24-219 ❖》

イワベンケイ(岩弁慶) ベンケイソウ科(Crassulaceae)
学名:Rhodiola rosea L.
イワベンケイ雄花拡大画。
イワベンケイ・雄花と雌花。
八ヶ岳赤岳イワベンケイ。

イワベンケイは,高山や海岸の岩場に生える多年草。
本州では中部地方の高山で多く見られる高山植物。
北海道では海岸に生えていることが多い。
全草肉厚で無毛、雌雄異株。草丈は10-30cm。
多数の茎を立ち上げ、葉は長さ1-4cmで形は変化が多い。
先は鋭頭~鈍頭、先端部近くに鋸歯があるか全縁、無柄。
雄株では上部の葉が、雌株では下部の葉が大きくなる。
花は茎頂に密な散房状に付き、花弁は、4-5枚。
雄花の花弁は線形~長楕円形、雌花の花弁は萼片より短い。
裂開前の葯は黄橙色。苞はないか少数。

八ヶ岳天狗岳イワベンケイ雌花。
南アルプス北岳イワベンケイ。
赤岳天望荘(古くは赤岳石室といっていた)から横岳へ向かう途中に、
ウルップソウやハクサンイチゲ、オヤマノエンドウ等のお花畑があり、
その中に混ざって咲いていたイワベンケイ。
(1980年代)


《赤岳登山で見た花〝岩弁慶〟8月草花Ⅵ  ❖ 1962/夏 ❖ 》
赤岳から硫黄岳の縦走路に高山植物見られる、と教わった。
が、赤岳山頂付近や登ってきた尾根上にも花が色々と見えていた。
当時は知らなかったが、ハーブやサプリメントとして用いられている。
イワベンケイ根エキスと称して太くて長い根茎を用いているらしい。
肌の弾力を生み出すエラスチンをつくる効果があるとされる。
乾燥するとバラのような芳香があるため「ローズルート」の別名がある。

「令和陸年(皇紀2684年)8月6日、記」


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