《襍木・/・古往今来163》百日紅!?!


サルスベリ(猿滑り) ミソハギ科(Lythraceae)
学名:Lagerstroemia indica L.
別名:百日紅(ヒャクジッコウ)

江戸時代に渡来したとされる樹木。樹皮は褐色で滑らか。
紅紫色の花をつける。花期が長いので百日紅(ひゃくじつこう)とも言う。
幼少期、居た家に大きなサルスベリの木があって高みの見物でよく登った。
5メートルほどの崖上にあり崖に柿の木が3本あった。
悪餓鬼どもが、柿を取りに来る。番兵は、犬達だった。
犬が吠えると・・・!母が出て行って子供達に進呈していた(渋柿)。
庭にあった柿は、とっても甘い。それを一緒に持たせていた。



9月11日誌「自宅」

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《襍感・/・古往今来161》葉の風情

抜け殻に夢中でなんの木かしっかりと觀察していない???
アケビの葉に似ているが?

午後からの来客の前に少し散歩をしてきた。

早朝は、霧雨だったが、良い天気になった。
昨夜から来客の準備をしていてPCに向かえないで居た。
漸くネットを覗くとテニスの錦織君の話題でいっぱい。
何を右往左往して報道してるんかい!!が、感想。
最初のグランドスラム(四大大会)“準優勝”快挙ではないか!!
錦織君ご本人は、冷静沈着。次の大会に期待したい。
マスメディアは、話題にするだけで・・商売に!?!
表彰式のインタビューで「手痛い敗北だったが、決勝まで来たのはハッピーだ。」
これから暫くは、追いかけられる。マイペースを祈り希したい。

一寸湿っぽい里山の中を歩いていて、「残像」的光景に出くわした。
木の葉??裏に蝉の抜け殻が・・・!
今年は、蝉の声が少ないって感じていたが、手付かずの里山地面は、安泰か???
晩夏・・初秋を感じる色・あかり・・光景だった。

9月9日誌「大和市・泉の森」
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《襍草・/・古往今来160》吾亦紅

花が凝縮してるって感じがする。
黄色い物??がって・・・見てると動いてる、いきもののようだ??
これが、花蜘蛛か???

ワレモコウ(割れ木爪、吾亦紅) バラ科(Rosaceae)
学名:Sanguisorba officinalis L.
別字: 吾木香、我毛香、割れ木爪

里山等で乾燥した日当たりのよい草地や山の草原に多く見られる。
離弁花で高さ1m。晩夏から秋にかけて長さ1~2cmの花の集まり(花序)をつける。
花は黒っぽい赤色で直径約2mm位、花びらはなく4枚の萼片があるだけ。
ススキと一緒に中秋の名月に生ける風習のある花。ドライフラワーにもなる。
地下茎を干したものを地楡といい、薬用になる。
サングイソルビンというサポニンの一種とタンニンを含み、血止めにも使う。
サポニンは、広く植物にある物質で水にとけて泡をつくり薬の作用がある。
若葉はゆでて苦味をとってから食用にもされる。
秋の七草の1つ。秋の七草は春の七草と違い薬効のある植物が選出されている!?!
火傷・湿疹の治療薬とも資料にあったが、使い方は我、知らず。
我が家では、中秋の名月、十五夜にぼたもちをお供えしていた???
花を生けるにしても、裏山等の野原で花を切ってきて生けていた。
今の時代、こんな事をする方は少ないだろう。否、野の花を摘むことも憚れる。


9月8日誌「大和市・泉の森」

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《襍草・/・古往今来159》藪煙草


ヤブタバコ(藪煙草)   キク科(Asteraceae)
学名:Carpesium abrotanoides

各地の野原・里山の林縁などに見られる。
茎は太く0.5~1mの背丈があり上部から数本の長い横枝を放射状にのばす。
横に枝分かれをした葉の脇に黄色い花(頭花)が下向きにずらりと並んでつく。
根生葉と茎の下部につく葉は広めの楕円形で皺があり縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
下部の葉長30cm位、幅15cm位の広楕円形~長楕円形、両面とも短毛が生えている。
ヤブタバコの実。3mmほどの小さな種の先には粘液が付く。所謂「ひっつき虫」。
和名の由来は、藪に生え、根際から生える大きな葉が煙草の葉に似ているから。
この「ひっつき虫」、衣服につくと結構取るのが面倒だったことを覚えている。

9月7日誌「大和市・泉の森」

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《襍草・/・古往今来158》石見川

面白い葉と総状花序だが、小さくて見過ごしてしまう。それに地味な色合いなので尚更気づかないかもしれない。
色は、地味だけれどしっかりと花の形を見せてくれる。
綺麗な色。

イシミカワ(石見川、石膠、石実皮) タデ科(Polygonaceae)
学名:Persicaria perfoliata

淡緑白色の花は、蕾なのか種なのか、地味で目立たないほどに小さい。
茎は長さ1~2mにのび下向きの鋭い刺で他の草や木にからみつく。
葉は互生、長さ2~4cmの三角形、葉柄は葉身の基部近くに楯状につく。
托葉鞘は鞘状の部分は短く、上部は葉状に広がって円形になる。
茎の先や葉腋に短い総状花序を出し淡緑色の花が10~20個かたまってつく。
花序の基部に丸い葉状の苞があってこれはよくよく目立つ。
花被は長さ3~4mmで5中裂。
花のあと花被は多肉質になってそう果を包み、直径約3mmの球形になる。
花被の色は緑白色から紅紫色、青紫色へと変化する。
そう果は黒色で光沢がある。
ダテ科の植物、変わった護身用の棘を持っているが特徴的。
眺めていると、花を守っている盾のような葉も微笑ましい。

毎度ながら、花名の付け方って???


9月6日誌「大和市・泉の森」

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《襍草・/・古往今来157》蘿藦

ガガイモ・・小さな花と葉の形、絶妙に似合っている。
なんとも言えぬ風合い

ガガイモ(蘿藦・蘿芋)   キョウチクトウ科(Apocynaceae)
別名:ゴガミ, クサパヤン
学名:Metaplexis japonica (Thunb. ex Murray) Makino

日当たりのよい野原にはえ、長く伸びるつる性の多年草。
地下茎で繁殖し、茎は切ると白色の乳液が出る。
葉は長さ5-10cm位で長卵状心形で対生する。
葉腋に総状花序をつけ星型で内部が淡紫色の花(1cm位)を十数花つける。
袋果は長さ6-10cm位、熟すと片側で裂け褐色の種子を出す。根は有害。


花名は、ガガミイモの転訛、葉が亀の甲羅に似ている為、スッポンの意味であるゴガミ??
かがまなくちゃ見れない場所に生えているからカガミイモ、略してガガイモ、とか??
諸説紛々。毛が多い星形の花は面白い。芳香もある。若芽は食べられる。
種子の絹糸状の毛は綿の代用として針山や朱肉などに用いられた。
種子を乾燥させたものを蘿摩子(らまし)といい、血止め・強壮薬に用いられた。
花冠が白色のものをシロバナガガイモという。

9月5日誌「大和市・ふれあいの森」

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《襍草・/・古往今来156》黄蓮華升麻

下向きに咲くことが多いが、横向きに咲く姿、誇らしげ!!
是非にも訪ねたい・・・剣山。

キレンゲショウマ(黄蓮華升麻) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Kirengeshoma palmata Yatabe

花が、下向きに咲く、お辞儀をしているようで蕊の状態を見るに憚る。
キレンゲショウマは、キンポウゲ科のレンゲショウマとは別の種属。
アジサイ科キレンゲショウマ属である。
葉の脇に疎らな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、
全体をみると円錐形になる)を出し筒状の黄色い花を斜め下向きに数輪つける。
花弁は5枚で肉厚、平開せず、雄蕊15本、雌蕊花柱は3本。
葉に特徴があり、大形の円心形で手のひら状の切れ込みがあり、向い合って(対生)いる。
茎の下部の葉には柄があり、上部の葉には柄がない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)。
環境省のレッドリスト(2007)では、絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
属名の Kirengeshoma は日本語の「黄蓮華升麻(キレンゲショウマ)」からきている。
種小名の palmata は「手のひら状の」という意味。開花時期 7~9月中旬。
分布:紀伊半島、四国山地、九州山地など、ごく限られた地域。
ブナ林の中や湿った石灰岩地に見える希少な花。
この花は学名で分かるように日本の植物学史上で記念すべき花でもある。
1890年、東京帝国大学教授、谷田部良吉がこの属を日本人として初めて発表したものである。
1種だけで1属をなしている特殊な植物。レンゲショウマも同様だ。
我々関東人は、植物園でしか見れない。最も園芸店にはあるが。。。!?!
四国・徳島・剣山の野種群落は、有名だがまだ訪れたことがない。


9月4日誌「東京大学附属・日光植物園」

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《襍木・/・古往今来155》玉紫陽花

花開く前の姿。玉・・・・!!
花が開花すると紫陽花って分かる。真ん中辺に覆っていた殻が少し見えるが、開花すると殻は落ちてしまう。
タイミングよく出くわさないと、、、。
開花すると、遠目に見ると花全体が「フワァっと」した感じで優しい。

タマアジサイ玉紫陽花    アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea involucrata Sieb. var. involucrata

ツボミが開き、中の花びらやガクが顔をだした時が最もわかりやすい。
季節外れ、遅れて咲いたアジサイではない。
高さは約2m。葉の形は長卵楕円形・倒卵状楕円形・倒卵形。花序は白色または紫がかる。
福島県~岐阜県の太平洋側の山地で見られる。
名前の由来、最初花序が総苞に包まれて球形であることから。
紫陽花行脚の〆に拝む花。


9月3日誌「大和市・泉の森」

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《襍草・/・古往今来154》奄美草紫陽花

画像は、借り物です。
かわいいですね、ほんと。。。!(画像は、借り物です)

アマミクサアジサイ(奄美草紫陽花)    アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名: Cardiandra amamiohsimensis Koidz.

両性花のみ・・コアジサイやジョウザンアジサイと同様に装飾花なる萼がない。
奄美大島と西表島にだけに見える固有稀少種。
個体数が減り「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い」
絶滅危惧IB類(EN)に指定されている。
自生する姿、未だ拝したことがない。今時分に見れるらしい。
南国にあって、季節的に最後に拝せる紫陽花。一見の価値ありそうだ。
天星した若者を偲んで来年は、訪ねたい。
慎ましく・・楚々と咲く姿、魅せてくれますねぇ。

9月2日誌「奄美大島」

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《襍憾・/・古往今来番外》言葉を失う。

シャボン玉!?!

9月8日は十五夜。
今月の表紙と思って画像を作っていた。


今年の夏は、全国各地で大災害があり、亡くなられた方も・・・。
謹んで哀悼の意を表したい。被災された方々、お見舞い申し上げます。

この8月は、個人的だが天星された友・知人を幾人も見送った。
各地を訪れ感慨に胸苦しめられ辛い1ヶ月間だった。

気持ちを新たにして、ブログに向かっていると・・・。
親しい友から電話が入った。
【「豪太郎」が、不慮の死で・・・!10月5日にお別れ会を!?!】
長男の悪友の兄が・・・!言葉を失う。


*  *  *
8月の後半、昔を思ってか、高山植物を思い出していた。
今、こうしていられるのは・・・山での事故があったから・・・と。
ヒマラヤを目指し、偵察登山で見たマチャプチャーレ(山名)に感激し・翌年の本番に向かって。
その本番の年の初夏、黒部の丸山東壁で事故を引き起こした。
脊髄等を痛めて、登攀を諦めたは、断腸の思いだった。だが・・・それ故、今がある。
登攀仲間・友、沢山の仲間、ほとんどの仲間は山で天星してしまった。
山でだ。。。
僕にしても高校を卒業した時、お祝い山行、春の穂高奥又白で雪崩に遭遇。
4年後、ヨーロッパへと。。。だがその実は、悲惨な結果だった。
22歳の夏、アルプスの壁を・・と出かけた・・・。
快適さを誇る“Aiguille du Midi South-East Pillar(Rebuffa)”
7ピッチ程度の短い登攀、天気予報も装備も慎重に対処せず登攀開始。
核心の3ピッチ目を終わった所で天候急変、2日間ツエルトを被ったままで!!
よくぞ生きていたものだ、と今にして思う(その時のパートナーは、谷川岳で2年後、亡くなった)。
結果、3日目の晴れた朝、ヘリに救助されて。そのまま病院へ直行。
危うく3本の足指を切断するところだった。運良く五体満足で退院出来た。
そして、3年後の上記事故で登攀をやめた。
だが10数年後に子供達とモンブラン・マッターホルンを登ることができた。

傷心の思いを抱えて退院したのが、1968年9月1日であった。
そんな思い出の日に・・・。
我が子年代の親しき子が、、、3人目だ。天星なんて、なんとも忍びない。

*  *  *
長男が、小学校で初めて得た友達「雷太(名前)」。
奴の長兄「豪太郎」、中々の心意気ある子だった。
長兄の彼は、感覚がおじいちゃんに似ていると聞いていた。
テレビの創成期番組で「日真名氏飛び出す」というのがあった。
その日真名氏を演じていた方(久松保夫さん)の孫だ。
久松保夫さんの名前・顔は存じ上げていたが、お会いしたことはなかった。。。
久松さんの奥様(我々は、オバアチャマと言っていた)も往年の名ダンサー。
今は無いが、東京数寄屋橋に「日劇」と云う大きなホールがあった。
オバアチャマは、そこのトップダンサーだった由。
娘(紅)さんは、保護者友達。以来、家族ぐるみでお付き合いしてる唯一の家族。
「豪太郎」君とは、この春、彼のお子さんともども会っていた。
不慮の事故、とは申せ、只々、ご冥福を祈るばかりだ。
いたたまれないって、今の我が心境。。。辛い。


9月1日誌「友よりの知らせ」
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