この<アネモネ>も、一重咲きから八重咲、花弁(蕚片)の色も多色で、また草丈の高さも茎の長い高性から矮性まで他品種に渡ります。
<アネモネ>という名前の由来は、種子に長い毛があり「風」に運ばれるところから、ギリシャ語の「風(=アネモス)」に由来します。
原産地は、ギリシャ語の命名ということもありますが、地中海沿岸です。
ギリシャ神話に、美少年アドニスが流した血からこの花が生まれたという伝説があり、「アドニス」とも呼ばれています。
和名では「ぼたんいちげ(牡丹一華)」と呼ばれている、キンポウゲ科の花です。
アドニスは愛の女神アフィロディーテに愛された少年でもあり、アドニスの短い命を悲しみ、風に飛んでゆく花の行方を追いながら涙ぐんでいました。その涙もまた花となり、こちらは「バラ」になったようです。
真紅の色合いの花を見ておりますと、若き美少年の血から生まれたというのも、まんざら嘘ではなさそうな感じがしてきます。
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Posted at 2012-01-23 17:36
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