ファルコン昆虫記(91)アヤメの葉の上に【テングチョウ】
Jun
15
チョウ目(鱗翅目)タテハチョウ科テングチョウ亜科に分類される蝶です。
テングチョウ亜科には、世界中に10種類ばかりが分類されていますが、日本ではこの【テングチョウ(天狗蝶)】本種一種のみです。
名称は、頭部が天狗の鼻のように前方に長く伸びているところに由来します。
翅は茶褐色で、前翅の縁に角状の突起があります。
翅の表面には、褐色~橙色の斑紋があり、前翅前端には、2つの白い紋があります。
残念ながら、翅をたたんでいますので、表側のきれいな模様が見れません。
くちばしのような突起は<パルピ(下唇髭)>と呼ばれる器官で、他の蝶にもありますが、【テングチョウ】の<パルピ>は特に長いのでよく目立ちます。
余談ですが、タテハチョウ科は前足が退化していて、4本しかないのも、科の見分け方の参考となる部分です。
Posted at 2012-06-15 22:38
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Posted at 2012-06-16 07:42
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