今年の読書(93)『アマルフィ』新保裕一(扶桑社)
Jul
26
今回の『アマルフィ』は、「フジテレビ開局50周年記念作品」として『アマルフィ 女神の報酬』のタイトルで、2009年7月18日に東宝映画として公開されています。
著者の『ホワイトアウト』も映画化されており、小気味のいい展開はお馴染みで、映画とは違う点があるということで読んでみました。
母と娘が、クリスマスの時期にイタリア旅行に出向いた際、ある目的を達するために、娘を誘拐する事件が起こります。
日本の外務大臣が調印式出席の為、イタリアに出向くことになりますが、事前にテロ行為が行われるという情報で、外交官の<黒田康作>がイタリアの日本大使館に赴任したのを機に、この娘の誘拐事件に関わることになります。
外交官の事なかれ主義とは違う、一匹オオカミ的な行動で、犯人を突き止めてゆく筋立てが展開してゆきます。
映画では母親役は「看護師」、娘は「視力障害者」との設定で、誘拐犯も日本人ですが、小説中では母は外資系の銀行員」であり、娘自身には目の障害もありません。
個人的には、誘拐犯の動機を考えると、小説の設定の方が自然かなと思えます。
Posted at 2012-07-26 06:57
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Posted at 2012-07-26 16:49
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Posted at 2012-07-26 11:09
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Posted at 2012-07-27 02:08
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