今年の読書(128)『ブラックランス』ベリンダ・バウアー(小学館文庫)
Nov
30
被害者の母である祖母は、毎日を鬱積した気持ちで過ごし、母も弟への愛情が、同じ年頃になった長男<スティーヴン>と重なり合い、複雑な感情を抱いています。
なんとか家族の傷をいやし、明るい家庭を取り戻そうと考えた<スティーヴン>は、獄中にいる殺人犯<エイブリー>へ<ビリー>をどの場所に埋めたのかと問う手紙を書き始めます。
手紙の差出人が12歳の少年だと気付いた<エイブリー>は、押さえていた変質者としての感情が甦り、刑務所を脱走して一路<スティ-ヴン>の住む町を目指します。
英国ゴールドタガー賞にノミネートされた作品で、結末がどうなるのかとヤキモキしながらのスリラータッチは、読み応えがありました。
Posted at 2012-11-30 14:35
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Posted at 2012-11-30 23:57
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