Search Bloguru posts

神戸:ファルコンの散歩メモ

https://en.bloguru.com/falcon

今年の読書(136)『虚栄の肖像』北森鴻(文春文庫)

thread
今年の読書(136)『虚栄の肖...
主人公の<佐月恭壱>は、花師として銀座のお店に花を飾ることを生業としていますが、同時に絵画修復師として二つの顔を持っています。

個人の肖像画、古備前のツボ、藤田嗣治、女体の秘画等、絵画修復にまつわる三編の物語が連作で続き、<佐月>の過去の人生も浮かび上がらせます。

絵画修復と言う特殊な分野の話が中心ですので、興味深い美術の裏世界が垣間見れました。

内容が濃く楽しめた美術ミステリーだけに、著者がすでの2010年1月に逝去されており、この<佐月恭壱>の続きが読めないのが残念に思える一冊でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

People Who Wowed This Post

  • If you are a bloguru member, please login.
    Login
  • If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
    Request Account
Commenting on this post has been disabled.
Happy
Sad
Surprise