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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(35)『奥傳 夢千鳥』門田泰明(光文社文庫)

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今年の読書(35)『奥傳 夢千...
サブタイトルとして<浮世絵宗次日月抄>とあり、シリーズ5冊目になります。
浮世絵師として評判の高い<宗次>が住む貧乏長屋に、生き倒れの女<冬>が担ぎ込まれた場面から物語は始まり、前後して「室邦屋」に押し込み強盗が入り主人ばかりでなく奉公人共々惨殺された事件が起こります。

<宗次>はなんとか一命を取り留めた老女から強盗の人相を探り出すのですが、その特徴は寺で子供たち相手に塾を開いている男のように思われるのですが、年老いた母と二人暮らしの親孝行の人物にしか見えません。

<冬>が体力を回復する中、次々と押し込み強盗の犯人と思える輩から何回も命を狙われる<宗次>ですが、今は亡き大剣豪を養父に持つ「揚真流」の使い手であることから、怪我はすれども事なきを得ながら、事件の真相に迫っていきます。

自分の隠された身分を背負いながら、浮世絵師として市井に生き、人情味あふれる長屋の住民との生活などもほのぼのと描かれており、楽しめる一冊でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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エメラルド
Commented by エメラルド
Posted at 2013-03-17 05:53

時代物好きです。面白そうですね。(^_^)
浮世絵師でありながら、剣の達人なんですね。

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ファルコン
Commented by ファルコン
Posted at 2013-03-17 15:51

刀での戦いの場面では、この本に限らず荒唐無稽な技が出てきますが、それなりに楽しめますね。 (笑)
時代小説は史実も大事なことですが、江戸時代の文化や風習を知ることができ、勉強になることが多いです。

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