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- ファルコン植物記(936)黄色の<苞>【チュウキンレン】
2000年3~9月に開催されていました「ジャパンフローラ2000(淡路花博)」で、日本に初めて導入された、耐寒バナナの【チュウキンレン(地湧金蓮)】です。
バショウ科ムセラ属で、原産地は中国雲南省の標高1500~2500メートルの山地です。
花を咲かせた状態がちょうど金色をした蓮の花の形に見えるのが名の由来ですが、花弁らしく見えているのは<苞>で、広がった<苞>と立ちあがった<苞>との間から3センチばかりの筒状が並んで飛び出しているのが実際の花です。
花が咲き終わりますと、立ちあがっている<苞>が開き、また花が咲きだします。
茎の高さは70センチほどで、その先端に直径30センチほどの<苞>を付け、開花した株はバナナ同様に世代交代のために枯れますが、地際に子株が出てきますので、それを次の株として育てます。
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