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- 今年の読書(16)『闇の警視 乱射』阿木慎太郎(祥伝社文庫)
関東を中心とした暴力団「新和平連合」の会長<新田>暗殺に絡み、東京駅構内で、報復の乱射事件が起こり多くの市民が巻き添えの犠牲になりました。
<新田>亡きあと、直系の二次団体「形勝会」の会長<武田真>側に多くの傘下団体が結集し始めたのを、会長暗殺の指示した「新和平連合」の会長代理<品田>や、暗殺を画索した「玉城組」の<杉田>組長たちは、<武田>の暗殺のためにロシアマフィアの暗殺者を雇い入れます。
暴力団せん滅のため、警視庁の<青山>は、元警察官の<神木剛>をリーダーとする超法規的処置の極秘グループを結成、「新和平連合」解体に向けて動き出します。
暴力団体が数多く登場しますが、裏社会としての縦・横の古い体質の中での抗争が楽しめた一冊でした。
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