【神戸アートビレッジセンター】では、若手アーティストやキュレーターの育成支援を目的とした公募企画 「1floor(ワンフロア)」 を2008年から始め、今回で7回目です。
<内田>さんは、1980年埼玉県生まれ、武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業、現在は情報科学芸術大学院大学に在籍しています。
今回の展示の仕組みは観ているだけでは分かりませんでしたが、丁寧な説明を受けて理解することができました。
机に置かれている書籍の中から一冊を選び、人が読んだあとの汚れや折り目・書き込みなどの「手垢」を自分の価値基準で選び、「手垢登録用紙」に書き込み、その本の持つ個性や・性格をみんなで共有しようとする試みです。
「手垢登録用紙」に書き込まれた本は、そのページに付箋を付けて、第三者にわかるよう、壁を利用して設けられた棚(写真下)に順次並べられています。
「手垢=価値をさげる」という解釈ではなく、それに視点を当てることにより価値基準の「余白」を生み出そうとしています。
ただ観るだけの展示空間を超えて、自らが参加することにより「また」・「のぞく」という行為に結び付けようとする試みに新鮮さを感じました。
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Posted at 2014-11-06 05:30
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Posted at 2014-11-06 17:34
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