湯豆腐(2)@立ち呑み【しゅう】高速長田駅地下通路
Jan
20
食通で知られている<池波正太郎>は、梅雨時の冷える日に「湯豆腐」を登場人物に食べさせる場面がありますが、季語としても冬であり、寒い時期での一品感がぬぐえません。
「湯豆腐」といえば、<久保田万太郎>の「湯豆腐や いのちのはての うすあかり」(1963年『流寓抄以後』所収)があり、急逝する5カ月前に行われた「銀座百店会」の忘年会で詠まれています。
一人息子や事実上の妻とも先立たれた<万太郎>の孤独な晩年の寂寥感が漂う名句ですが、酒呑みとしては<玉村豊男>の「湯豆腐の 小躍りするや 夜の酒」が浮かんできます。
Posted at 2015-01-20 04:22
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Posted at 2015-01-20 04:27
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