以前には、どの居酒屋さんでも「おから」を見かけましたが、最近は「ひじきの煮つけ」と同様にメニューに載ることが少なくなってきています。
故<近衛十四郎>主演の時代劇『素浪人 花山大吉』では、大吉の大好物の酒の肴として「おから」が登場していますが、放映当時(1969年1月~1970年12月)には、まだまだ人気があったんだと思います。
「おから」は絞りかすの意味で、「茶がら」と同源の「から」に丁寧語の「お」を付けたもので、「おかず」や「おかか」と同様に、室町時代の宮中や院に仕える女房が用いた女房言葉のひとつです。
「から」は空に通じるとされ、縁起を担いで白いことから<卯の花>、包丁で切ることなく食べれますので<雪花菜(きらず)>などの別名で呼ばれています。
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