今年の読書(96)『七色の毒』中山七里(角川文庫)
Jul
9
本書はシリーズ二冊目に当たり、前作と違いタイトルにある通り「色」にまつわる7つの事件が納められています。
警視庁捜査一課の刑事<犬養>は、どんな女でもだませそうな整った顔をしていますが、逆に女にだまされて取り調べもままならず、周りからは<無駄に男前の犬養>と揶揄されながら、男の嘘は確実に見抜いていきます。
どの短篇も読み手の推理を見事に外し、おもわぬどんでん返しで読者を唸らせる推理を展開、事件を解決する<犬養>の鮮やかなお手並みが満喫できる一冊でした。
Posted at 2015-07-09 08:40
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Posted at 2015-07-09 15:15
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