国内で活躍する警察モノは多数ありますが、外国の大使館などと関連して諜報機関として動いている外事警察モノは、数少ない感じです。
外事警察の極秘書類がネット上に流失事件が起こり、警察上層部は公安部に移動した<松沢陽菜>に調査をさせますが、犯人はもと上司の<住本健司>だと判明、<松沢>は彼が手ごまとして使用していた日系パキスタン人の姉妹<カリン>と<ジャスミン>に目をつけ、<住本>を探し出します。
片や北朝鮮が、アフガニスタンのテロ組織『ハッカーニ・ネットワーク』に対して、秘密裏に「UF6(六フッ化ウラン)」を売り渡そうとするバイヤーに、<ジャスミン>の夫が関与していることを察知した韓国の諜報部や「FBI]が、この取引阻止のために関与してきます。
目に見えぬ諜報活動を背景に、現実の事件を絡ませながら、身内をも欺きながらのしのぎ合いが楽しめた一冊でした。
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Posted at 2016-01-31 08:03
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Posted at 2016-01-31 14:39
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