大晦日の夜、孤独な老人<マグナス>を訪れた16歳の女子高生<サリー>と<キャサリン>でしたが、新年の4日に<キャサリン>は雪原で絞殺死体で発見されます。
8年前にも11歳の少女<カトリオナ>が行方不明になっているシェトランド島のラーウィックという小さな顔見知りのばかりの町で起こった事件に、地元警察署の<ペレス>警部と、イングランド本島から派遣された<ロイ>警部が捜査に乗り出していきます。
小さな町の人間関係を主軸に、誰もが少し頭の弱い老人<マグナス>の犯行だと考える中、<ペレス>の地道な捜査が続けられ、事件は思わぬ展開を見せていきます。
ヨークシャという大都会から、シェトランド島に移ってきた<キャサリン>と地元生まれの<サリー>との仲の良い二人を伏線として、上手く構成された本書は、CWA最優秀長編賞受賞作品です。
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