神戸市は、リニューアル(新装)を検討していた市立須磨海浜水族園(同市須磨区)について、民間資本による全面建て替えをしたうえで、完全民営化することを決めました。同水族園は5月10日に開業から60周年を迎えています。施設の多くが老朽化しており、建て替えも含めた運営事業者を2017年度中に公募・選定し、2018年度以降に建設計画を立てる。「民設民営」の施設として生まれ変わり、再オープンは2022年度になる見込み。
前身の須磨水族館が1957年5月10日に開業。87年7月には須磨海浜水族園として再オープンした。延べ床面積は約1万4500平方メートルで、イルカやペンギンなど約600種、1万3千匹を展示している。
2010年度から指定管理者が業務を担う「公設民営」方式を採用。総合建設コンサルタント「ウエスコ」(岡山市)や神戸国際観光コンベンション協会などでつくる共同事業体が運営している。16年度の入園者数は121万2750人だった。施設の大部分が建設から30年たち、建物の老朽化や水槽設備の水漏れなどが相次ぐ。市は、今後10年以上使用すると想定した場合の修繕費を約15億円と推計。財政的な負担などを考慮し、民間による全面建て替えに踏み切ることになりました。
新施設は現在と同じ場所に、同規模を予定。公募で選ばれた事業者が建て替え費用などを負担する。土地は市有地のままですが、建物などは事業者が設置し、運営も担う。着工は2019年度以降で、具体的な工事方法や閉鎖期間は未定。市観光企画課は「全面的な閉鎖はできるだけ短くしたい。市民に親しまれた長い歴史を守り、一層の魅力アップにつなげたい」としています。
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Posted at 2017-05-10 05:07
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Posted at 2017-05-10 05:40
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