< (画像:<吉田隆太>特任助教提供) >
東京都とお茶の水女子大湾岸生物教育研究センターの<吉田隆太>特任助教らは18日、小笠原諸島・聟島(むこじま)列島の周辺海域で新種の蟹を発見したと発表しています。甲羅が押しつぶされ、ぺたんこになっているような形から「ペタンココユビピンノ」と名付けられた。10日付の国際学術誌「Tropical Zoology」に発表されています。
新種の蟹は、甲羅の横幅が約7ミリと小型。ゴカイがすみかとしているストローのような形をした「棲管(せいかん)」の中から見つかった。ゴカイとの共生が考えられるという。
これまでに発見されたコユビピンノ科のカニは、ゴカイにしがみつくなどして寄り添って暮らすが、今回発見された蟹はゴカイと離れた場所で発見されており、習性が異なる可能性があるとのこと。
東京都は世界自然遺産に登録されている小笠原諸島の保全のため、2013年から17年まで海洋生物調査を実施し、1500種を超える海洋生物の生息を確認。今回の蟹は16年の調査で発見されています。<吉田>助教は「丹念な調査をすれば、小笠原の海の生き物の全体像が把握できるだろう」としています。
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Posted at 2018-01-18 20:18
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Posted at 2018-01-18 21:13
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