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気になる天体「J0815+4729」

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< ウィリアム・ハーシェル望遠... < ウィリアム・ハーシェル望遠鏡 >
これまで観測されたなかで最も古い星のひとつ「J0815+4729」は、ふくまれる重元素の量からして、おそらくビッグバンから3億年後の約135億年前に誕生した星だと推測されています。ちなみに太陽は46億歳。

学術誌「Astrophysical Journal Letters」に掲載された論文で、研究者たちは「こうして希少な部類に属する星を化学的に特定・特徴づけることは当然ながら初期の銀河や星たちの性質や進化についても明らかにするでしょう」と述べています。たしかに、太陽よりもずっと古い星の調査は、宇宙の歴史を紐解くような作業に通じるところがあるのかもしれません。

スペインの研究チームは、カナリア諸島のウィリアム・ハーシェル望遠鏡とカナリア大望遠鏡を使うことで、この星の発見に至ったといいます。これらは、星が放出する光の波長からさまざまな元素を調べることができるんだとか。

それによると「じぇい0815+4729」には、水素とヘリウムよりも重い元素はきわめて少なく、鉄についてはほとんどなかったといいます。これについては、マンチェスター大学の研究者<Iain McDonald>さんが、本研究には参加していませんが、説明してくれています。

「J0815+4729」の元素のほとんどは、炭素やカルシウムのようにかなり軽いようです。鉄は通常、星から最も見つかりやすい要素の1つです。ですが、「J0815+4729」には鉄がほとんどなく、太陽の1000万分の1以下。研究者は測定することさえできなかったようです。このような星では、星が形成される直前に、宇宙で最も古い世代の大質量星のひとつが超新星の爆発を起こして(水素とヘリウムより重い)すべての元素が作られた可能性があります

また、<McDonald>さんはオーストラリアのチームが発見した星、「SMSS J0313-6708」につづいて「J0815+4729」が2番目に炭素が豊富で、金属不足の星であることを指摘しています。

スペインの研究チームは今後、星の分類や銀河の歴史をより明らかにするのに活用するためにより解像度の高いスペクトル線を取得するなど、まだまだ先の長い研究が続きそうです。でも、今回見つかった星からほかにどんなことが分かるのか、今後の研究が楽しみです。
#ブログ #宇宙 #天体

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