新種のクジラ<タイキケトゥス・イノウエイ>
Jun
26
発見した帯広市の写真技師、<井上清和>さん(59)と町の名前にちなみ「タイキケトゥス・イノウエイ」と命名されました。化石は頭蓋骨など3点で、体長約6メートルの成獣のものと推定されています。
現在のヒゲクジラと比べ、鼻の穴が前方にあり、陸上で生息していた太古のクジラの名残とみられる。頬の骨が膨らんでいるなど、他の種にはない特徴があります。
91年8月に<井上>さんが川に転がっていた岩から化石を発見し、同博物館が所蔵していました。2016年から研究を始めた学芸員らが翌年、新種と確認。26日に国際科学誌電子版に発表、同博物館は、7月中旬から8月末まで化石を展示する予定。