< 「週刊文春」2018・12・6号 >
日販は、今年度の 「ベストセラーランキング」 を発表していますが、日本ABC協会(新聞・雑誌の実売部数を調査する第三者機関)が2018年1月から6月までの雑誌販売部数を発表しています、主だった週刊誌の部数が低迷しています。
「週刊文春」は週刊誌1位の座を守りましたが、33万5656部で、前年同期比90.13%。これは前任者の<新谷学>編集長がいた時ですから、次々にスクープを発信しても、部数の下落に歯止めはかけられなかったようです。2位は「週刊新潮」。ここは前年同期比で101.64%と唯一部数を伸ばし25万1403部。
3位は「週刊ポスト」です。21万1336部で前年同期比97.24%。そのポストに抜かれたのが4位となる「週刊現代」です。前年同期比で79.15%、発行部数は20万9025部まで落ち込んでいます。
フライデーは9万2112部で前年同期比73.06%と、こちらも大幅減です。「週刊現代」、「フライデー」の発行元は講談社。基本的な雑誌作りの編集方針に問題があるのではないでしょうか。
「週刊プレイボーイ」が7万9675部で前年同期比は92.01%、「週刊朝日」が7万7451部で前年同期比は94.26%、「サンデー毎日」は4万3607部、同期比は86.25%。
前年同期比100%越えで目立つ雑誌は「ハルメク」と「レタスクラブ」で、ともに113%台。「ハルメク」は17万5972部、「レタスクラブ」は16万6654部。「ハルメク」は50~60代の女性がターゲットの雑誌ですが、この層へ向けた雑誌は好調のようです。
これらの部数の推移から見えてくるのは、一般男性週刊誌といわれるジャンルの部数減に歯止めがかからず、このままいけば遠からず、ほとんどが休刊になるということです。
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