1989(平成元)年の3月25日。岐阜県を走る西濃鉄道・住友大阪セメントおよび沿線自治体などが出資する第三セクター方式の樽見鉄道で神海~樽見間が延伸開業し、その全線が開通しました。 この樽見鉄道樽見線は現在、大垣~樽見間の34.5㎞を結んでいますが、当初は大垣から福井県の大野を経て金沢に至る路線として計画されたものです。しかし国鉄樽見線だった時代には大垣駅と現在の神海駅のあいだ20km少々しか開通できず、1984(昭和59)年に第三セクター鉄道になります。そしてその後1989年に、工事が進んでいた樽見駅まで延伸開業した形です。