富士通は15日、スーパーコンピューター「京」の後継機の設計を完了し、製造を開始したと発表しています。現行機の100倍の計算速度を目指す後継機は「ポスト京」と呼ばれ、理化学研究所計算科学研究センターと共同で開発を進めています。早ければ2021年にも運用を始めます。
子会社の富士通ITプロダクツ(石川県かほく市)が製造を担当。完成後は、理研の計算科学研究センター(神戸市)に設置されます。富士通と理研は2014年に「ポスト京」の設計業務を始めています。新薬開発や防災分野などへの応用が期待されています。
富士通開発のCPU「A64FX」を搭載し、Armアーキテクチャにより、幅広いソフトウェアに対応する汎用性を持ち、超並列、超低消費電力、メインフレームクラスの高い信頼性などを実現するとしています。
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