和歌山県紀南地方の沿岸林で、光るキノコハラタケ目ラッシタケ科クヌギタケ属の「シイノトモシビタケ」が発生しています。1951年に東京都の八丈島で発見されました。幻想的な淡い緑色の光を放ち、多い時には星空のように輝いています。
かさの直径は約1~3センチ、高さ約2~5センチの小さなキノコ。全体的に黄褐色や茶褐色で、かさに細い筋が入るのが特徴。9月ごろまで「スダジイ」や「ツブラジイ(コジイ)」、「ウバメガシ」などの朽ち木に発生します。降雨の1~3日後に発生しやすいといわれているそうです。
串本町の沿岸林では倒れた「スダジイ」に発生。時季が早いためか、小ぶりなキノコが密集して発生しているようです。闇に目が慣れてくると、周辺に星をちりばめたように見え、多く発生した朽ち木は夜空に輝く天の川のよう。本格的な発生は5月中旬以降になるとみられています。
那智勝浦町の宇久井海と森の自然塾は11日~7月14日の毎週土日曜、「光るきのこシイノトモシビタケ観察会」を開きます。午後7時半、旧宇久井フェリーターミナルに集合。参加費は大人500円、小中学生300円。申し込みは参加日の2日前までに宇久井ビジターセンター(0735・54・2510)へ申し込んで下さい。
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Posted at 2019-05-08 14:44
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Posted at 2019-05-08 16:04
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